今夕、関西電力高浜原発3号機が停止し、同電力管内の11基の原発は全て停止します。これで全国にある54基の原発で稼働しているのは2基のみということになります。
一方で、稼動再開に向けての動きも本格化してきておおり、反対の動きも活発化しているようです。
原発はなくて済むならばなくしたいというのが、世論調査結果から見ても大方の国民の合意が出来ているのではないかと思われます。ですから原発をなくする方向での、その方法論と時間軸の違いによって議論が分かれているのではないかと思われます。
原発事故は、回復不可能な被害を引き起こします。損害賠償するにも余りにも莫大過ぎて、完全なる保障は事実上不可能でしょう。ですから、どこかで線引きが発生します。このことは泣き寝入りせざるを得ない人々がでることを意味します。このようなことに関して、国や電力会社が適切なケアもしてきておりませんし、明確な方針も示されておりません。
皆が不安に思っていることに対して、矢継ぎ早に対策を実施し、明確なビジョンを示すことが政府の使命なのではないでしょうか。これ無くして、原発の再稼動の議論は、時期尚早ではないかと考えます。少なくとも、原発立地自治体乃至は周辺住民は、そのように考えるのではないかと思います。
もう一句。 「原発を再開したいと国は言う」