山旅に参加して、初めて佐渡島を訪れた。
新潟から４５Ｋｍ、 ジェットフォイルで１時間。
両津港 北防波堤灯台は、屋根が佐渡おけさの編み笠の形をして、愛称が
おけさ灯台。
５月１７日、登山初日。 市街地から見る佐渡の最高峰 金北山（１１７２ｍ）。
手前は汽水の加茂湖。カキの養殖が行われている。
佐渡縦貫線が高度を上げる。 標高８９０ｍにあるドンデン山荘。ここから登山
スタート。
予報より早く雨が降り出し、稜線に到達したら雷が鳴り出す。
山頂には稜線縦走で、雷が危険。
山頂は断念して、石花（いしげ）コースに下りる。
予定変更のため、石花から相川までの約２０Ｋｍの北側海岸を通行。
山が海に迫る景勝地が続き、そのひとつの尖閣湾を垣間見る。
ホテルでは佐渡おけさを見せてくれる。
白神山地の一角、津軽ダムの近くに設置された、弘前大学白神自然環境研究
所の周辺に自然観察園がある。
遊歩道や休憩所が整備された。
遊歩道周辺では、雪解けを待ってカタクリや各種早春の花が咲きだす。
不識塔への歩道はブナの新緑 不識塔も緑に包まれる。
中腹から上にイワウチワが大群生。 周辺の雪が消える頃には花が終わる。
広泰寺の周辺は厚い雪。 傍らの池にはクロサンショウウオの卵
津軽ダムは平成２８年度の完成に向けて工事が最盛期。
ヒバ林の妖精、ヒメホテイランは例年ゴールデンウイークの頃花を咲かせるが、
今年は遅れて今頃咲いた。
草丈５ｃｍ、花の径１ｃｍほどの小さな花が下向きなので、正面から撮るのが難
しい。
眺望山山頂まで周回して、３か所で５輪見つけることができた。
この画面に２輪ある。藪などがない地表だがなかなか見つからないのは
数が少ないから。
冬に小さくて地味な花をつけるヒバはもう結実した。
公園のソメイヨシノが終わる頃、山は山桜などで彩られる。
峰を境に針葉樹と落葉樹の区分が明瞭になる。
黄色はイタヤカエデ ピンクはオオヤマザクラ
イタヤカエデは花と葉が同時に出る。 強風にあうと、花柄が折れて落下する。
鮮やかな新緑はブナ 吹き溜まりになる東斜面には雪が残る。
運搬路の残雪がアクセント
遅れた雪解けが、一気に進んで沢水が増水し、林道を流れた。
道路はあえなく決壊、滝になる。
樹木の芽吹きは一斉に始まる印象があるが、樹種により時差がある。
同じ日（２４年５月８日）、同じ場所（標高１００ｍ辺の里山）で、樹種別に芽吹
きを撮ってみた。
１、早い樹種
シウリザクラ ウワミズザクラ ハウチワカエデ
オオヤマザクラ イタヤカエデ エゾツリバナ
２、中間の樹種
ホウノキ ミズキ ツタウルシ
ツノハシバミ サンショウ ガマズミ
３、遅い樹種
ハルニレ ヤマウルシ ヌルデ
ヤマグワ ミズナラ カシワ
