スマート詩吟は面白い

スマート詩吟及び福祉詩吟は私の造語です。それらの普及を図っていきたいと思います。

指方順龍昇段審査吟詠と講評・アドバイス(令和元年上期「和歌やまかげの 良寛」「方丈記より 鴨長明」

2019-08-03 09:00:00 | 昇段審査(2019(R1)年)

 私は公益社団法人日本吟道学院認可修神会の会員です。日本吟道学院では年に2回昇段審査があります。

私は詩吟の勉強を始めて、約30年位になります。こんなに続けた趣味は詩吟だけです。

30年間昇段審査を受審してきました。都度雅号は出世魚みたいに変わります。

先ず「初段の順吟」から始まり、「初伝の順洲」、「中伝の順水」、「奥伝の順城」、

皆伝の順祥」、「秀伝の順龍」となり、現在十段です。

それで今回は令和元年上期(5月)に開催されました昇段審査で総伝の龍順」への挑戦をご紹介します。

この様子をご覧になった方が、少しでも詩吟へ参加してもらえるとうれしいな~と思って、ブログで発信しています。

昇段審査吟詠と講評・アドバイスを動画に収めましたのでご覧下さい。

 第一吟目「和歌やまかげの 良寛」

課題吟:  やまかげの    良寛

やまかげの 岩間をつたふ 苔水の かすかにわれは すみわたるかも

やまかげの 岩間をつたふ 苔水の かすかにわれは すみわたるかも

  第二吟目「方丈記より 鴨長明」

課題吟:  方丈記より     鴨長明

ゆく川の流は絶えずして しかも もとの水にあらず

淀みに浮かぶうたかたは かつ消えかつ結びて

久しくと どまりたる例なし

知らず 生まれ死ぬる人 いづ方より来たりて いづ方へか去る

また知らず 仮の宿り 誰がためにか 心をなやまし

何によりてか 目を喜ばしむる そのあるじと住家と 無常を争ひ去るさま

いわば 朝顔の露に異ならず

あるは露落ちて 花のこれり  残るといへども 朝日に枯れぬ 

あるは花しぼみて 露なほ消えず  消えずと雖も ゆふべをまつことなし

 

最後までお付き合い頂き有り難うございました。 以上 

 

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