スマート詩吟は面白い

スマート詩吟及び福祉詩吟は私の造語です。それらの普及を図っていきたいと思います。

12月の吟詠:渡辺吟神集から「和を以って貴しと為す」を紹介します

2017-12-09 09:00:00 | 新体詩吟詠

 いつも記していますが、吟道範典の一つに渡辺吟神先生が著された「吟神作品集」があります。

最初の章は「一日一吟、これを吟じ、これを実践して、幸福をつかんでいただきたいと祈りながら」の

前書きの基、「万人幸福之詩」として多数の吟譜が纏められています。

私も座右に置いている訳ですが、12月吟詠では、「和を以って貴しと為す」を紹介します。

1.詩文

和を以って貴しと為す 渡辺吟神

 

分争の家は亡び 国も亦立たず
愛は 万物を産み 和は果を実らす
想う可し 和を以って貴しと為すの訓
成就と繁栄は此の法に因る

 

2.詩文の意味(吟道範典より)

聖徳太子の発令された十七条憲法をつらぬく精神は「愛と和」である。

愛の井戸水は汲んでも汲んでも尽きることがない。

いや、汲めば汲むほど清らかな愛の泉がこんこんと湧き出てくる。

汲まずにいると腐ってしまう。

親切は社会と社会をつなぎ合わせる金の鎖である。(ゲーテ)

愛は悪に対する唯一の武器である。(ガンジー)

すべて分かれ争う国は亡び、分かれ争う町また家はたたず。(キリスト)

愛は万物を産み育て、和は万事を結実成就させる。(丸山敏雄) 

 3.吟詠をどうぞ

冬の花、椿等の写真を背景にお聴き下さい。

 

今回は吟詠伴奏にカノン(勇壮教訓)を使用しました。ご感想は?

 平成29年12月の吟詠は渡辺吟神集から「和を以って貴しと為す」を紹介しました。

本年の「今月の吟詠」は、渡辺吟神集から「人生の教訓」をテーマに取り上げました。

来年は新しいテーマのシリーズにしたいと思います。

ではまたお会いしましょう。

 

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