一寸法師
1.先ず私指方龍順のこと
私は40歳頃開発本部勤務辞令を受け東京都大田区から神奈川県川崎市に勤務地が変わりました。自宅から通勤に際して距離的にはほとんど変わりませんでしたが、この転勤が詩吟との出会いのきっかけでした。ここで知己を得た総務部長古角安祥さんの一言「私は詩吟の師範位を取得した。指方君を弟子第1号にしたい」と。それから30年超、詩吟は私から切り離せないものになりました。師匠と呼んだ古角安祥さんの師範位は現在の公益社団法人日本吟道学院でしたのでその流派での修練になりました。他流の吟詠も聴く機会がありましたが、詩吟の源流は「木村岳風」師に行きつきますので違和感は少しもありません。
2.聴吟のきっかけ
令和4年9月26日(月)横浜市神奈川区主催「みんなの文化祭」の一コマとして「吟詠教室」発表会の聴吟機会を得ることが出来ました。この教室は公益社団法人関西吟詩文化協会東京芦孝会京浜スクール(指導講師金澤芦漢氏)です。普段から交流があります東京芦孝会の窪田萌照さんからの案内で、私は吟詠仲間3人で出かけたわけです。金澤芦漢氏とは3年程前に始めた創作漢詩の会で存じ上げていましたので、他流の発表会とはいえとても興味ありました。
3.昔ばなし構成吟 一寸法師
テーマは「昔ばなし構成吟 一寸法師」で、なんだか始まる前からワクワクしますね。約1時間の舞台では背景に一寸法師の映像とナレーションが流れ、その一寸法師物語にぴったり合う漢詩を会員の方が吟詠される訳です。
次の様な流れでした。
①童謡「一寸法師の歌」、②「春暁 孟浩然」、③「時に憩う 良寛」、④「偶成 朱熹」、⑤「壁に題す 村松文三」、⑥「勧学 陶淵明」、⑦童謡「一寸法師の歌」、⑧「親を思う 広瀬淡窓」、⑨「落花 徳富蘇峰」、⑩童謡「一寸法師の歌」
まさに一寸法師の生い立ちから始まり京での奉公の傍ら勉学に勤しみ、ご存知鬼退治をします。その後当家の姫君を娶り、故郷の両親の元に錦を飾り親孝行をする・・・めでたし・めでたし、という楽しいお話と童謡と詩吟。詩吟を昔話とコラボして皆さんに向けて楽しもうという所にとても好感が持てました。映像とナレーションを固定している為、詩吟がピッタリ合っていて飽きさせない1時間でした。
私も詩吟用舞台映像を手作りしていますので、とても参考になりました。詩吟は他流も改めて源は木村岳風師にたどり着くと思い直した次第です。
終わりの挨拶で、会長が「詩吟は心を高める伝統文化、芸能です」とおっしゃっいましたが、私も全く同意見でしたので嬉しく思い良い気持ちになって会場を後にしました。次回は公益社団法人関西吟詩文化協会東京芦孝会京浜スクール指導講師金澤芦漢さんを紹介をしたいと思います。
私も詩吟用舞台映像を手作りしていますので、とても参考になりました。詩吟は他流も改めて源は木村岳風師にたどり着くと思い直した次第です。
終わりの挨拶で、会長が「詩吟は心を高める伝統文化、芸能です」とおっしゃっいましたが、私も全く同意見でしたので嬉しく思い良い気持ちになって会場を後にしました。次回は公益社団法人関西吟詩文化協会東京芦孝会京浜スクール指導講師金澤芦漢さんを紹介をしたいと思います。
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