スマート詩吟は面白い

スマート詩吟及び福祉詩吟は私の造語です。それらの普及を図っていきたいと思います。

失語症の認知度を高めたい(前編)

2021-11-20 09:00:00 | エッセー

今回は詩吟から離れて、

今年バスの中で経験したことを「失語症の認知度を高めたい」として纏めてみました。

横浜の路線バスに始発から乗車、ほぼ満席であった。

私は身障者手帳2級所有者であるが、あえて優先席には座らず、

後方普通席に座るのが常である。

左片麻痺の為、右側二人席通路側がベストポジションである。

発車数分後、

相席同士男性二人(A氏:50歳台、B氏:70歳台)が言い争う声が聞こえた。

はっきり聞こえたことは次の会話。

A氏:「私はしゃべれません」

B氏:「あんた!!しゃべってるじゃないか。あんたが聞いたんだぜ。

俺を馬鹿にするのか」

彼らの席は私の後方で振り返ると、

通路側A氏の首からヘルプマークと名札が下がっているのが見えた。

その名札には、『私は失語症です』と記載されているのが解った。

私は10年前、脳卒中による後遺症を負い、呂律が回らない、

高音が出ないと症状を訴え、発声訓練に取り組み、

失語症セミナーも受講し、その後当事者と一緒に訓練する経験もした。

私は受講する迄、失語症のイメージは『話せない人』と思っていたが、

受講後『相手の言葉を理解し難い、

しゃべろうと思っても声を出し難い人』と理解した。

だから『失語症』名札を見た時、トラブルの原因は大まかに理解できた。

以下は次回後編に続きます。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 創作漢詩第11作目「緑陰煎茗」... | トップ | 失語症の認知度を高めたい(後編) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

エッセー」カテゴリの最新記事