スマート詩吟は面白い

スマート詩吟及び福祉詩吟は私の造語です。それらの普及を図っていきたいと思います。

H30年師範会の「一葉日記抄 樋口一葉」が吟詠納めでした。

2019-01-12 09:00:00 | 新体詩吟詠

私は、公益社団法人日本吟道学院認可修神会所属の指方順龍といいます。

私の段位は十段(最高位は総伝)で師範格(最高位は範師格)です。

修神会では毎月1回師範会が開催されています。

昨年の平成30年12月では、第1巻と第4巻から、最も自分で好きな詞を吟じること、

がテーマでした。20数名の師範が最初に吟題を登録しましたが、同じ吟題はありませんでした。

私は「一葉日記抄 樋口一葉」を吟じました。

この吟で昨年一年の詩吟も終り、更にまた新年の詩吟が始まりました。

詩文

一葉日記抄  樋口一葉

長いたつきに いたわるかいもあらし吹く

一葉の桐のはかなくも 散らせ給いて今ははや

只かしのみのひとりなる 思うに甲斐なきまずしきに

洗いざらしの針目衣 むねよりかくる前だれに

紅白粉という年を 絶えぬ思いの結び髪

朝な夕なに手にはとる 其のくしのはを入れもせず

二八の春をいたずらに すぐさするかとさまざまに

思いきたればいとどしく なやむ思いに暮れ近き

かねの響もしらぬなるべし

では3分間の独吟をお聴き下さい

 

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