Teddy Bear’s Diary

自作のテディベアの写真で、絵本を読んでいくようなページをつくりたい

なぎさ園 運動会

2008-10-13 | テディベア
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨日、第5回なぎさ園(広島市西部子ども療育センター)の運動会がありました。
園庭一面に、ベージュのシートが敷き詰められ、直射日光を避けるための寒冷紗がはられ、先生方が大きなパラソルをさしかけます。
体温調節が難しい、戸外では体力を消耗する子どもたちがいるなかで、戸外での運動会が当たり前ではないのです。
ひとりひとりのお名前が呼ばれ、その子のちょっとがんばればできる課題に挑戦します。
絵本の世界で遊べるような工夫がこらされていて、お母さんやお友だちといっしょに参加するものもあります。
たくさんの人の前で緊張してできなくなった子どももいますが、気持ちのたてなおしができるまで、先生も応援のみんなも、待っています。
できたときの子どもの笑顔、先生の笑顔、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんの笑顔、美しい笑顔が輝きます。

今日は写真の数が多くて、パソコンの環境によってはご迷惑をかけているかもしれません、一生懸命課題に取り組む子どもたち、その子を支える周りの大人たちの姿を見ていただきたくて、この枚数になりました。

15ページにわたる運動会のプログラムから、園長先生の言葉の抜粋です。
運動会は「できる-できない」がはっきり見えてしまう機会でもあります。
単純に「○○ができた」という運動能力の育ちだけを見てしまうと、「自分はできない-だめなんだ」と、子どもたちを苦しめることになってしまいます。
子どもたちはどの子もできるようになりたいという気持ちがあって、「できるようになってうれしい、できてみんなの前でやってみたい」と願っているのではないでしょうか?反面できるだろうかと悩みも大きくなります。
当日300名近くの大勢の人に見られることで、自分を強く意識し緊張も高まります。でもそれを乗り越えた時に「ヤッター!」と気持ちが高まり、次へのエネルギーになり自信につながっていったことをこの4年間の子どもたちの姿勢から教わりました。
子どもたちのがんばりどころは、ひとりひとり違っています。できた結果を見るのではなく、挑戦しようとする子どもの内面のがんばりを応援してあげたいと思います。

昨年の運動会のようすを2007年10月8日のブログでアップしています。
第4回 なぎさ園 運動会

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13 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (なほ)
2008-10-13 09:02:07
園長先生のお言葉、
一言ずつが胸にしみますね…
私は健康に生まれてきたけれど
運動が本当に苦手な子供だったので
人前で競技することの不安や
でも本当は上手にできるようになりたいって気持ち
すごく分かります。

今日のブログ、写真の間に一切言葉がなく
ただただ画像をアップされた
junさんの心、
すごく分かるような気がしました。
Unknown (だいくうぽん)
2008-10-13 11:20:26
人に伝えたい事って 時には言葉が必要ないと
思う時があります。
この運動会の写真には以前紹介して下さった
『みんなちがって みんないい』が思いっきり
表現されていると思います。

園長先生の お言葉では 挑戦し努力し続ける
プロセスを大事にしたいという思いが
子供たちを支えている 大人達からも写真を
通して伝わってきました。
Unknown (アゲハ母)
2008-10-13 14:24:50
手作りのゼッケンや工夫された運動用具や備品がいいですね!子供達もヘンに気張らなくて、いつものように出来たんじゃないですか?
あ、でもたくさんの人がいると緊張するかもしれませんね
園長先生の言葉、私のような子育てど真ん中な親には、ストライクですね(笑)
笑顔! (Donn)
2008-10-13 17:46:41
子供たちにとって晴れの舞台に
一生懸命の姿が伝わってきて感激します。

園長先生のお言葉が普段の教育にはんえい
されているようですね。

素敵な運動会に拍手です!
Unknown (みぞやん)
2008-10-13 17:50:51
今年も良いお天気に恵まれて元気な声が聞こえたようですね。junくん一緒に応援に行ってたんですね。くまチームさんもあったんですね。昨年はちょっと怖い熊狩りゲームがあったように記憶してますが・・・
先生達みんなが頑張れるようにと随分前から準備されてたんでしょう。これだけの準備するのは大変だったとおもいますよ。子供たちや応援に来てくれた方に感動を与えてくれそうで。こうやって写真でみてるだけでもそんな様子が伝わってきます。
Unknown (熊王子&コム)
2008-10-13 18:11:29
コムは運動がまったくダメで、運動会にはいい思い出が一つもありません。
園長先生のようなお考えを持つ先生に出会えていたら、他の子よりもできない事でも、一所懸命練習したり挑戦することの大切さを、私も子供の頃に学べたことでしょう。
それから先生方や親御さん達の努力や忍耐力、本当に優しく強い心を感じます。とても素晴しいです。
今日のお話を拝見し、心の中に様々なことがあふれてきました。junさん、皆さん、ありがとうございます。(うまく思いを表現できなくて、もどかしいですが…。)
そして運動会に一所懸命参加した子供達に、拍手拍手!!です!
ありがとうございます (jun)
2008-10-13 18:48:03
>なほさん
ありがとうございます。
ひとりひとりをたいせつに....言葉としてはよく言われていますが、実践はというと、今の教育はとかく画一的ですよね。
それが、この園では、心から伝わってくるんです。

>だいくうぽんさん
ありがとうございます。
子どもたちの輝く笑顔、お母さんたちの輝く笑顔をそのまま伝えたい....ほんとうに輝く笑顔なんです。
先生方の笑顔からも想像していただけると思いますが、この笑顔までの到達の時間に、思いをはせたいです。

>アゲハ母さん
ありがとうございます。
子どもたちのゼッケンとお母さんの腕についているワッペンの柄がお揃いなんですよ。
お母さんたちの手作りです。
運動用具は、ひとりひとりの子どもの状態に合わせて工夫してあります。
医療器具を傍に常備している子もいます。
先生方の気配りには、ほんとうに頭が下がりました。

>Donnさん
ありがとうございます。
こんなに健気にがんばる子どもたちの姿、ふだん、めったに見られないと思うんです。
へたな写真ですが、すこしでも伝わっていれば、うれしいです。

>みぞやんさん
ありがとうございます。
運動会のプログラムからの抜粋ですが、次のように書かれています。
くま・ひよこ組の子どもたちは、運動会に向け体調を整え”元気に参加すること”が大きな目的のひとつになっています。
体温調節が難しく、熱がこもったり、汗をかくことができなかったりする、気候の変わり目に体調を崩しやすい、体調を崩すと長引きやすい、たくさんの刺激量や疲れから発作につながりやすいなど。
ですから、戸外で活動できることはとてもすごいことです。
身体機能もさまざまで、緊張を落とすために大人の手が必要だったり、姿勢を保つための道具が必要だったり、たくさんの時間が必要になります。
しかし、子どもたちは、体をまっすぐに保つ、意識して頭をまっすぐあげる、寝返って目標を捉えるなど、自分の持てる力を最大限使いがんばっています。
内面はとてもゆたかでいろいろなサインで伝えてくれます。
ありがとう (ガリ)
2008-10-13 18:50:19
優しくて、愛情いっぱいの楽しい運動会!
一枚一枚の写真から、大きくて大切なものを貰ったような気がします。
ありがとう。

Unknown (プチくま家の管理人)
2008-10-13 18:56:55
なぎさ園ってjunさんがくまの展示をしているところだっけ?
junさんとjunくんはスペシャル来賓だね。
ぐりとぐらかわいい~。絵本の世界の運動会っていいなっ。

ついつい、人との比較や競争にもまれてしまうけど、自分自身でよくがんばったねと思えることが大切なんだよね。
ありがとうございます (jun)
2008-10-13 19:01:24
>熊王子さん、コムさん
ありがとうございます。
へたな写真からも気持ちを受け止めていただいて、とてもうれしいです。
こんな純粋な気持ちを味あわせてくれた子どもたちとみなさんに感謝です。

>ガリさん
ありがとうございます。
「ありがとう」という言葉をこんなに大切に受け止めさせてくれた昨日と今日に感謝です。

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