弊ブログ「経過報告」にコメントを頂いた。ご本人のブログを拝見したが間違いなく業界団体の仕事で何年かご一緒した方である。奥さんが大変な中でのコメントは、もっと力を抜いてとの激励だった。私のブログを読んでいるのは知らなかった。匿名のつもりだったが素性はバレているようだ。何時も飄々として落ち着いて決して慌てない、それでいて仕事は着実で皆から信頼されていた。実は羨ましい性格だと思っていた。拙老のような直情怪行型の人間は実はメンタルが弱い。彼のようなタイプこそ実は強靭なメンタルの持ち主である。先日励まされた昔の同僚といい二人とも４，５歳年下である。負うた子に教えられて浅瀬を渡るとは情けない。精神年齢は追い越されてしまったようだ。コメントありがとう。力を抜いて頑張るよ。奥さんをお大事に。
入院まであと3日、この体調が続いてくれれば後はお医者さんの傍近で過すことになるからちょっと安心である。ブログの予定も決めてある。9月1日までは書こうと思っている。入院中はお休みとする。もう3000回以上書いているので暇な方はそちらを。100回くらいは面白いものが混じっている。
病気や入院については遠く離れて暮らしている昔の仕事仲間にだけに伝えてある。励ましのメールは有難い。肉親である姉や妹には何も伝えていない。遠く離れていることもあるが彼女等も若い頃大きな手術をした。そのときは何も知らされず回復してから知った。要らぬ心配をかけないよう周りに伝えてあったのだろう。こちらも同じ気持ちだ。3人の子供等が知っても見舞いには来ないで欲しいと思っている。弱った親の姿だけは見せたくない。勿論今際の際なら別だが何も無かったかのように復活できれば幸いである。
体調に大きな変化はない。入院まであと4日となった。台風と同じで嵐の前の静けさだろうか。家内の入院の時は結構遠くの病院まで送り迎えした。体調さえ良ければ送迎はある意味義務だと思っている。家内はペーパードライバーで運転するのは一人だけだ。釣りとか遊びに使っているだけで今度は車の買い替えもしようとしている。罪滅ぼしの意味もある。先日肩の手術で入院した昔の仕事仲間からメールが来た。入院準備をしているが家内は冷静を超えて冷たいとメールした返信だ。『入院の準備、保険のチェックなどされてるわけでしょう。それで十分です。私、肩の手術の入院の際は、入院準備（必要なもの買い物含め）全部自分でしました。女房は、準備出来たかどうかの確認、及び必要なもので忘れがないかチェックしていました。でも、それでよかった。大変、大変と言われても、状況変わらないわけだしこちらが慰めに回るようなことになっては却って大変。冷静でいてくれること大事です。』と。仕事ではこちらが上司だったが人間としては彼の方が余程できている。今更ながらに思った。
勿論入院からまた帰ってくるつもりでいるが念のため少し早いが庭の雑木の枝を払っておこう。実も付けづやたら枝ばかり伸びる柿の木、ミニトマトの育ち過ぎた苗、引っ越し祝いに貰った花梅の枝、建売りで最初から玄関に植わっていた山桃の枝。台風も来そうなので丁度タイミングが良い。切り落として暫く置いておくと枯れて容量が少なくなり燃えるゴミに出してしまう。毎年もう少し後にやることだが今年は早めに。もっと重要な何かがあると思うが思いつかない。
入院の日は迫ってくるがなるべく病気のことは考えないようにしている。台風が日本列島を縦断しそうな勢いである。普段ならこの進路を一番気にしそうなものだが今は手術や体のことを考えてしまう。その時何を感じ、何を考えるかの優先順位は「意思」通りには行かない。優先順位を思い通りコントロールできたら世の中の悩みの殆どは無くなるだろう。悟りを開いた修験者なら別だが凡夫には無理である。