太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

花の名前など知らないが

2019-05-11 10:37:36 | 日記

日頃の運動不足もこれあり、天気が良いので運動公園に行った。非常によく手入れされた公園で5月の木々は新芽で美しく芝もグリーンを取り戻している。野球のグランドが2面、400メートルの競技場が1面、プールも25mと子供用プール、テニスコートも何面かあり、最近は子供のクラブ用のサッカーコートが2面整備された。ジョギングコースも林の中に美しく時々近くの学生が走っている。平日ということもあり人影は疎らで田舎の割には贅沢な運動公園である。園内の遊歩道沿いはツツジが満開で赤、白、ピンクの大きな花をつけている。写真が趣味でもないがスマホのカメラも結構美しく撮れるので何枚か写真に収めた。ツツジとさつきの区別も知らない。そういえば若いころバンドのボーカルをしていて今では役者稼業で結構TVやバラエティに出ているタレントが昔、赤ん坊が出来た時、どのようなお子さんに育って欲しいですかと聞かれ、本当に真顔で、花の名前の分かる子供に育って欲しいと言った。目いっぱい気障を決め込んで無理して答えたのが如何にも田舎者風で可笑しかった。いまではベテランで一端の教養人気取りが少々物悲しい。こちらは花の名前を覚えるほど余裕のある人生を送ってこなかった田舎もんだが美しいと思う気持ちは未だにある。この連休中人出で賑わったひたち海浜公園に今同じ時期行ったことがある。美しいと聞いていた花の名前が思い出せない。車中頭の中に浮かぶ名前はサルモネラである。現地に着いて分かったのはネモフィラである。丘一面小さな薄青の花で埋め尽くされていた風景は名前にかかわらず美しかった。

紫陽花寺として有名な所にも行った。山の斜面まで利用して何千本もの花が咲いていた。確かに花(実際は顎片)は美しいが無精者でも育つと知っているから寺の努力ではないように思った。我が家の狭い庭でも切っても切っても増え虫も付かず肥料もやっていないのにどんどん増殖する。チューリップは絵本の世界の創造花と小学校に上がっても思っていた。どう考えてもあの長い茎の先にパット咲く花は幼児が描きやすいように想像されたものだと思っていた。それだけに本物を見た時は形の不思議さで感激した。近くにチューリップ畑があって観光地化されている。色とりどりの珍しいものが見られるが、普段何でもない空き地が1000円の駐車料を取り出してから嫌になって行かなくなった。市営だと思うが球根は後で売り飛ばすのだろうか。それなら球根の一つでもサービスしろよと思った思うがそのようなサービスはない。だだっ広い田舎で駐車料1000円はないだろう。

小一時間速足で歩いたろうか、額は少し汗ばむ。一年でもっとも過ごしやすい季節である。花は名前など知られていなくとも美しいものは美しい。