ジローのヨーロッパ考

デンマークやドイツの農家に長期(?)滞在、体験したり感じたことを綴ります。

デンマーク(Denmark): Lack of rain

2018-06-24 20:15:44 | 日記
2018年6月24日(Sun.) まるで梅雨明けのように晴れ上がった今日でした。 気温は32℃ぐらいまで上昇、喉を潤したくなるぐらいです。

さて、デンマークでは毎年6月23日に夏至祭り( Sankt Hans Aften )が行われますが、今年は、雨不足(乾燥)のために、bonfire (大かがり火)が禁止される地域が多数になりそうです。 ( ニュースソース: CPH POST ONLINE 6月22日発 )

<原文の一部>
Lack of rain cancels out Skt Hans Aften bonfires
降雨不足で Skt Hans Aften bonfires が中止へ

The weather remains too dry for the bonfires to go on
大かがり火をするには乾燥し過ぎ


Sights like these will be rare this year if the dryness persists (photo: Bakken/PR)

June 22nd, 2018 2:24 pm| by Oliver Raassina
Although many have been relishing the unseasonably warm weather this summer, we might finally be seeing a downside. With Skt Hans Aften approaching tomorrow night, it now seems that the traditional bonfires will not be allowed to go ahead at most place around the country.

Despite there being rain in many places across the country this morning, the ground remains too dry, DR reports.

“Until now unfortunately it doesn’t mean anything in relation to the open fire ban. This is because there is a large backlog in relation to the warm and dry period we have had,” says Bjarne Nigaard, the head of administration at the Danish emergency services organisation Danske Beredskaber.

(抜粋)多くは予想外の暖かい夏を期待しているにも関わらず、最終的には悪い方向のようです。 Skt Hans Aften は明日(23日)の夜に迫っていますが、国の殆どの場所での伝統的な大かがり火は許されそうにありません。 今朝(22日)、多くの地域で降雨があったものの、地面は乾いたままです。 ここまでのところでは、残念ながら、かがり火禁止に対して意味をなしていません。 それは、暖かくて乾燥した期間が長過ぎたからですと当局関係者が語っています。

Lack of rain
Usually in Denmark it is the rain that prevents Skt Hans Aften bonfires from happening, but this year it has come down to a lack of it.

As of right now, 52 out of the 98 municipalities in Denmark have an open fire ban, and judging by the weather forecasts it does not seem likely that any will get lifted. If they are to be lifted, the ground needs to get thoroughly soaked, so that the soil and vegetation can soak up the liquid.

(抜粋)雨不足: 通常のデンマークでは、Skt Hans Aften bonfires のための雨があります。 しかし、今年は不足になっています。
ここまでのところ、デンマークの98自治体の中で52ヶ所はかがり火禁止です。 また、天気予報では、改善の兆しはありません。 もし可能にするのであれば、もっと濡れている必要があります。(意訳)

More sun to come
Currently, the weather forecast does not look promising in that regard. According to meteorologists, the weather is set to continue to be warm and sunny.

“It’s usually a meteorologist who cancels the bonfires because there’s rain coming. But this year it’s a fireman because there isn’t any rain,” Nigaard added.

(抜粋)もっと日は照る: 現在のところ、天気予報としては有望視できていません。 気象学者によると、天候は暖かくて晴れが続く見込みです。
いつもなら、気象学者が雨のために大かがり火は中止だと言うのですが、今年は、消防士によってで、まったく雨がないからと言う理由です。(意訳)

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昨日23日がデンマークでの夏至祭り(通称)でした。 例年通りに開催できた場所は少なかったのでしょうか。

2012年のデンマークの農場滞在で、その夏至祭りに連れて行ってもらいました。 その記事はこちらです



古き良き伝統は護り・継承したいものです。 が、差別や因習に等しいようなものは是正すべきでしょう。 しかし、ややもすると、形式主義や権威主義や教条主義に陥っている人たちは、ただただ、闇雲に踏襲しよう、盲従・黙従しようとし、さらに悪いことに、若い人に対して、それを強いることがありますので要注意です。 また、そうした事態に陥っていることすら気づいていない恐れもあります。 往々にして、純粋・従順な人が陥り易いかも・・・。

*** 下の写真は、記事内容とは関係ありません。



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アイルランド発(datelined Ireland): due to air traffic control strikes

2018-06-23 21:07:38 | 日記
2018年6月23日(Sat.) 先週も類似のニュースが流されていますが、今週末も航空管制のストライキによる欠航などの影響が出ているようです。 EU方面に向われる方は、運航情報にも注意が必要みたいです。 ( ニュースソース: The Liberal.ie 6月22日発 )

<原文の一部>
Ryanair forced to cancel up to 100 flights scheduled for this weekend due to air traffic control strikes
今週末、航空管制のストライキによって、最大で100便の Ryanair のフライト・スケジュールがキャンセルされます。



Budget airline Ryanair has been forced to cancel up to 100 flights scheduled for this weekend, due to a number of air traffic control strikes and staff shortages.

The airline has confirmed that all passengers affected have been contacted.

Ryanair advises passengers due to flight this weekend to check the website for updates before turning up at the airport.

(超抜粋)格安航空の Ryanair は、多くの航空管制のストライキとスタッフの不足によって、最大で100フライトがキャンセルされます。 航空会社は、全ての旅行客に連絡されていることを確認しています。 また、今週末のフライトに関しては、旅行客は空港に向う前にウェブサイトで状況を確認して欲しいと呼びかけています。

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今年の夏期間における航空管制のストは、事前の情報通りに実施されているようです。 ( 当ブログでの先週の関連情報 )

ストライキの理由までは紹介されていませんが、勤務体制・処遇などへの改善要求なのでしょうか。 



これに限らず、自由な社会であって欲しいものですが、格差が異常に広がることは好ましくないのでしょう。 また、課税のあり方も、公正さや妥当性が見出せるものであって欲しいと思います(富裕層が優遇されるのは格差増長となります)。

さらに、タックス・ヘイブン(租税回避地)などの悪用による、税金逃れをするような不公正・不公平さも許してはならないでしょう。 例のパナマ文書への追及も行っているのでしょうか。 まさか、忖度によって意図的に見逃しするなどはしていないでしょうね、日本政府や所轄官庁は・・・。

*** 下の写真は、記事内容とは関係ありません。



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アイルランド発(datelined Ireland): Lioness shot dead

2018-06-22 19:13:17 | 日記
2018年6月22日(Fri.) 動植物・生物には癒されることは多いと思いますが、ベルギーの動物園でライオンを射殺する事態になったようです。 ( ニュースソース: The Liberal.ie 6月21日発 )

<原文の一部>
Lioness shot dead after the animal escaped from its enclosure at Belgium zoo
ベルギーの動物園で、囲いから逃げた雌ライオンが射殺されました。



Police marksmen were forced to shoot a lioness dead after the animal managed to escape from its enclosure at a zoo in Belgium.

The incident happened at Planckendael Zoo, which is located about 30km north of Brussels, earlier today.

Veterinary officials attempted twice to sedate the animal, but were unable to. The zoo was evacuated, and the decision was taken to kill the lioness.

(抜粋)ベルギーの動物園において、囲いから逃げた雌ライオンを、警察の射撃手が射殺することを強いられました。 事件は Planckendael Zoo で起きたもので、ブリュッセル(注: 首都)の北約30kmのところにあります。 今日の早朝のことでした(21日)。
獣医は、ライオンに鎮静剤を2回試みましたが、不成功に終わりました。 動物園では避難し、そして、その雌ライオンを射殺する決定がなされました。

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逃げ出した理由や原因までは記述されていませんが、可哀そうな結果になってしまいました。 このライオンには、何の罪もないことです。

やはり、野生の動物は、自然環境の中で生きるのが本来の姿でしょう。 檻や狭い囲いの中で束縛する飼育は、個人的には賛成しかねます。 直に見たい人はアフリカやアマゾンなどの大自然の中を旅行すれば良いと思います。



それにしても、ヒドイ人間(議員)もいるようです。 参考人として招待&スピーチを依頼した人に対して 「ヤジ」 を飛ばしたそうです。 傲慢の塊りでしょう。 こうしたヤカラは権威主義で、上位の人にはヘツライ、下位の人には盲従を強いるタイプで、まァ、独裁を好む傾向でしょうか。 動物以下ではないか・・・と言ってしまうと、動物に対して失礼になってしまいます。

*** 下の写真は、記事内容とは関係ありません。



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デンマーク(Denmark): Popular soft toys full of toxic chemicals

2018-06-21 16:51:26 | 日記
2018年6月21日(Thu.) あれで記者会見したつもりなのでしょうか、加計理事長。 総じて、連座する人々の稚拙さを禁じ得ません。 正に、ドサクサに紛れた、単なるアリバイ作りのようにしか見えませんでした。 仮に、ヤマシイことがないとするならば、正々堂々と、しかも中央(首都圏)で、予め(2時間前ではなくて)報道各社に通知した上で、質問時間も確保した上で開くべきです。 そうでないと言うことは、逆に ”黒” を自ら認識していることの証(アカシ)を示してしまったと言うことです(なので、稚拙さを感じる)。

さて、小さいお子さんやお孫さんをお持ちの家庭では、これも注意すべきでしょう。 ( ニュースソース: CPH POST ONLINE 6月20日発 )

<原文の一部>
Popular soft toys full of toxic chemicals, analysis reveals
分析結果によると、人気のソフト・トイは有毒物質が満ちています。

Squishes may look cute but they can be extremely harmful to children
Squishy は可愛らしく見えますが、子供にとってはとっても有害になり得ます。


Cat Burger is one of the 12 offending squishies found to have too many chemicals (photo: Miljø- og Fødevareministeriet)

June 20th, 2018 4:47 pm| by Stephen Gadd
A squishy is a colourful soft toy made from memory foam that is especially popular with children aged 5-12. They come in all shapes and sizes and have become increasingly popular recently – thanks partly to social media and their wide accessibility in toy shops and via the internet.

However, a new report from the Ministry of the Environment and Food department Miljøstyrelsen recommends parents getting rid of any squishies in the home and not buying any more.

The soft toys often smell of chemicals or perfume, so Miljøstyrelsen tested 12 types to see whether they constituted a risk to the children playing with them. The analysis revealed that all 12 of the tested squishies gave off unacceptably high levels of toxic chemicals.

(抜粋) squishy はカラフルでソフトなオモチャで、メモリーフォーム(ポリウレタン・フォーム)から作られており、特に5~12歳の子供に人気があります。 これらには様々な形やサイズのものがあり、人気は高まる傾向で、それは、SNSやトイ・ショップやインターネットのおかげでもあります。 しかし、環境及び食品省からの新しい発表によると、親御さんは、家庭で squishy を制限することと、それらを買わないように薦めています。 ソフト・トイは、しばしば、化学物質かパヒュームの香りがします、なので当局は12種のものに対し、子供に害があるかどうかをテストしました。 結果、12種全てにおいて、受け入れ難い高いレベルの毒性化学物質が発していました。 (注: give off = 発する)

Flying off the shelves
“It’s totally unacceptable that toys are sold that are harmful to children,” said Jakob Elleman-Jensen, the minister for the environment and food.

“It is the responsibility of the toy industry to ensure the products they sell are legal and free from harmful chemicals. In this case, there have been serious problems when children have inhaled substances that can irritate mucous membranes and in the long run might damage their liver and reproductive abilities,” added Elleman-Jensen.

The toxic toys will be removed from the shelves as soon as possible and the ministry is considering whether there is a basis for legal action.

A number of shops such as Top-Toy and the Salling Group that owns Føtex, Bilka and Netto have already given orders to stop the sale of squishies, and several of them are also offering refunds to people who feel anxious about having the toys in the house, reports DR Nyheder.

(抜粋)棚から飛び去る(なくなる): 子供に有害なオモチャが販売されていたことは受け入れ難いことですと担当大臣が語っています。 オモチャ産業は、合法的で安全なものを販売することに責任があります。 今回のケースでは、子供達がこれらの物質を吸引することで、粘膜の炎症や、長期使用によって、肝臓や生殖能力への障害を来たす深刻な問題があるとも言います。
この毒性トイは、可能な限り早く棚(注: 販売の)から取り除かれるでしょう、また、大臣は法的措置の有無についても考慮しています。
多くの関連ショップは、これらの販売を既に停止しました。 また、それらのいくつかの店では、払い戻しに応じるとしています。

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「技術は、いつの世も未熟である」 と言われます。 こうした人気のオモチャの素材等に有害物質が含まれていると判明したのであれば、即刻、情報開示し、回収等に尽力すべきでしょう。 メーカーを叩き過ぎるのは考えものではないでしょうか。

この情報はデンマークで開示されたばかりなので、日本の当局が承知しているかどうかは判りません。 また、当該オモチャがどこで作られたものなのか等も不明です。 何れにしても、各国共通の情報として共有し、対策へ展開してもらいたいものです。



一方、日本の環境省は、例の汚染土壌を国中に分散させると言っているトンでもない思考力・判断力なので、メーカーや販社の利益(経済)を優先する安倍政権下では、情報は隠蔽されるかも知れません。 そうではないことを願いますが・・・。

*** 下の写真は、記事内容とは関係ありません。



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デンマーク(Denmark): Tragic accident

2018-06-20 20:59:00 | 日記
2018年6月20日(Wed.) 今日は終日の雨模様、梅雨らしい天気になっていますが、地震(大阪)の後の二次災害にも注意が必要でしょう。

さて、デンマークでの踏切事故が報じられています。 ( ニュースソース: CPH POST ONLINE 6月20日発 )

<原文の一部>
Tragic accident spotlights safety of level crossings without active warnings
悲惨な事故が、警報機のない踏切の安全レベルに注目を集めています。(注: level crossing = 踏切)

A number of level crossings in Denmark don’t have barriers but just a ‘Stop’ sign
デンマークの多くの踏切は、遮断機もなくてストップのサインだけです。


Unlike this one, a number of level crossings in Denmark have no lights or barriers (photo: ich)

June 20th, 2018 11:24 am| by Stephen Gadd
Yesterday, two people were killed and two others hospitalised with whiplash injuries when a train struck a minibus going over a level crossing on Vardevej, north of Sig in southwest Jutland.

The crossing is one of 128 in Denmark not equipped with flashing lights or automatic barriers, which just have a sign saying ‘Stop’ with a diagonal cross, or manually-raised barriers.

(抜粋)昨日(19日)、二人が死亡、他の二人はむち打ち症で病院へ搬送。 これはミニバスが列車と衝突した事故によるもので、ユトランド半島の南西部でのことです。 この踏切はデンマーク内の警報機や遮断機もない128ヶ所の一つで、ストップのサインとクロスマークがあるだけです。

Mixed signals
Back in 2009, as part of a green transport policy, the Venstre-Konservative government of the day and a number of other parties agreed that all level crossings on Banedanmark’s network should be made safe or closed. One of the main reasons given at the time was that they posed a safety risk.

If everything had gone according to plan, the crossing should have been closed down by Banedanmark this year. As it is, the program of closing or making level crossings like this safer had been postponed to 2019, reports DR Nyheder.

“We are in the process of upgrading a new signal system; the timing depends on the technology we are using there,” said Peter Svendsen, the traffic director of Banedanmark.

“As the signal system plan has been changed, we’ve also had to postpone the level crossing program.”

(抜粋)複合信号: 戻ること2009年、デンマーク鉄道の全ての踏切を安全なものにするか閉鎖することが政府レベルで合意されました。 その時はそうする必要がありました。 もし、その計画通りに進められていたとしたら、今年中に閉鎖される筈です。 しかし、計画は2019年まで延期されています。 鉄道関係者が言うには、信号システムをアップグレード中で、そこに用いられる技術次第にかかっていると。 信号システムの計画は変更され、踏切に関する計画も延期されているのですとも語っています。

Investigations underway
At present, it is not known what caused the accident. The police and Denmark’s accident investigation board are currently looking into the circumstances surrounding it.

Despite the accident, Banedanmark has no immediate plans to bring forward the date to close this particular level crossing.

“We will have to take into account what is in the report to decide whether anything should be changed or adjusted in this respect,” added Svendsen.

(抜粋)検証中: 今のところ、事故の原因は判明していません。 警察が事故の状況等について調査を続けています。 事故にも拘らず、デンマーク鉄道は、こうした特殊な踏切に対する早急なる計画前倒しは持っていません。 鉄道担当者は、この事故に関連して何らかの変更や調整が必要かどうかを考慮しなければならないと語っています。

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遮断機がなかったり警報機すらない踏切はドイツでも見かけました(2013年)。 列車は、その踏切手前で警笛を複数回鳴らしていたのを今も覚えています。 一方、デンマークで見かけたことは、タマタマありませんでしたが(2012年)、128ヶ所が該当しているようです。

悲惨な事故が起きてしまっていますが、類似の事故はフランスでもありました、スクールバスの。

注意は怠らない筈の場所にも拘らず、何かの偶発的な事象が重なると、万が一の瞬間を迎えることになるのでしょう。 確率は小さいかも知れませんが、絶対に安全、事故は起こらないとは言い切れないのでしょう、何ごとも・・・。

*** 下の写真は、記事内容とは関係ありません。



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