四季菜遊土 菜園倶楽部

週末の菜園、土いじり、採れたて野菜の料理レシピ等々、農と食と環境を考える

畑のぼかし肥づくり(菜園日記:2023年04月16日(日))

2023-04-16 | 週末菜園日記

畑のぼかし肥づくり

【畑の天気】晴れ(最高気温 23℃ 最低気温 13℃

 4月(卯月)第3日曜日の菜園

 

 この季節は、天道生え(てんとばえ)したカモミールの花が畑のあちらこちらに咲き
 甘い香りがほのかに漂っている。

 

 「てんとばえ」は、北九州地方の方言で「勝手に生える」の意味で、
 種まきをしないのに自然に草木などが生える事、または、その草木を指し、
 一般には「自然生(しぜんばえ)といわれているようだ。
 
 今日は、畑の土作りには欠かせない、ぼかし肥を作る。

 

 ぼかし肥つくりは、発酵菌の種類によって大きく「好気性発酵」と「嫌気性発酵」があり
 納豆菌のように発酵に酸素を必要とするものが「好気発酵菌」、
 乳酸菌等、酸素をあまり必要としない菌が「嫌気発酵菌」に分類される。

 「嫌気性発酵」は、酸素を入れる切り返し等の作業が必要なく手軽にできるので、
 いつもこの方法でぼかし肥を作っている

 

 主な材料は「米糠」と「油粕」、それに発酵促進剤として市販のEM菌やコーランネオ等を
 使うのだが、嫌気性発酵菌であればよいので、プレーンヨーグルトで代用してもOK。
 前回作った嫌気性のぼかし肥があれば、それを少量混ぜてもよい。

 

 15Lのポリバケツに米糠2/3、油粕1/3、そこに今回は、カニ柄を500g、草木灰を300gほどを
 プラスチック製トロ舟に投入してよく混ぜあわせる。
 
 

 別の容器にキビ砂糖750gと水1.5を入れてよく溶かし今回は発酵進剤を30~50ccと
 プレーンヨーグル250ccを加えて発酵活性液を作る。

 

 

 

 これを米糠、油粕の入ったトロ舟にまんべんなくかけて混ぜ合わせ、
 混ぜた肥料が手で握ると固まり、

 

 指で押せばパラパラと崩れるくらいの硬さが目安。

 

 これを、45Lのビニールをはったポリ容器に空気を抜くように詰め込み

 

 ビニール袋の口を縛り密封する。 初夏なら、3週~4週間程度で完成する。

  


【畑の作業】
 1-D東 土作り:キャベツ跡
 3-A西 土作り:ブロッコリ/ニンジン跡
 3-B西 土作り:ジャガイモ/ネギ跡
 3-D東 土作り:のらぼう菜跡
 3-C東 播種:インゲン
 3-B西 播種:赤シソ

 ※ ぼかし肥つくり

 
【今日の収穫】
 のらぼう菜・サニーレタス(レッドウェーブ)
 カブ(耐病ひかり)カブ(藤のまい)・タマネギ(ソニック)
 辛味ダイコン(雪美人)・ラディッシュ(さくらんぼ)

 

コメント (2)
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