柔道つながり ~からみつく大外刈~

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平成27年度 卒業式

2016年03月01日 | 想い
大変寒い日となりましたが、平成27年度那賀高校卒業式が挙行されました。



式が始まり、入場して来る凛とした3年生の表情を見ると、グッと来るものがある。今、自分が担任している1年生たちも2年後にはこんな顔で卒業していけるんだろうかと思ってしまう。

しかし不思議なもので、入学時には呆れるほど幼かった子どもたちが、卒業時には驚くほど成長していくのがいつものパターン。

15~18歳までの時期というのは、子どもから大人への過渡期なんだなぁとしみじみと感じる。そして、その間に関わる人たちの影響力についても考えてしまう。



柔道部の3年生を送る会では、卒業生の四人(あっちゃん、いとやん、りく、リョーゴ)から嬉しい言葉を頂いた。

彼らが強かった先輩達に比べられ、僕からのプレッシャーに潰されそうになり、かなり苦しんでいたのは重々承知している。柔道の稽古では、なかなか気持ちを表現できない姿に苛立って、本気で引きずり回したことも何度もある。

それでも文句も言わず、朝練・稽古・遠征・トレーニングを重ねて、最後の試合では全力を出し切ることができた。

「持っている力を出し切る」

という点では、文句のつけようがないベストバウトを四人とも見せてくれた。いずれも僕の記憶に強烈に焼き付けられたし、高校生ながら彼らの生き様を見せつけられたようにも思う。

一瞬の輝きのために、驚くほどの時間とエネルギーを費やし、勝負に臨む。本当に苦しい準備期間を過ごして。

そして、試合という緊張感溢れる場で見える闘争心やその人の生き様。

少し大袈裟だけど、僕が柔道に惹かれ続けているのはそういう所にあると思う。

だからこそ、高校生相手とは言え、柔道においては甘えを許せないし、全力で準備をできない者に対しては厳しい態度を取ってしまう。

それでも、この四人は自分のアタマで考えて、自分なりに解決法を考え乗り越えて、今日という日を迎えられたんだと思う。



柔道から離れて引退した後も、妥協せずに受験に向けてベストを尽くした点は尊敬に値する。

大学合格は、あくまでゴールではなくてスタートだ。

これからどう過ごし、どこに向かって行くのかが、彼らの人生にとって最も大切なことだ。この四人なら、どこへ向かっても、自分のアタマで考えて、ベストを尽くすことができるだろう。

寂しいけれど、嬉しくもある卒業式となりました。



僕も悩んで、もがいて、必死になって、アタマを使って、やっていくつもり。

また再会する日を楽しみにしています(^_^)

どうもありがとう。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (☆ 2 4 ☆)
2016-03-02 14:31:25
1年はやすぎ!!笑
制服が懐かしい!!笑
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Unknown (ジョージ)
2016-03-05 09:02:17
>ニッシー

時の流れは本当にあっという間やね~。
3年I組が懐かしいぜ☆
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