柔道つながり ~からみつく大外刈~

柔道を通じてたくさんの人と出会い、成長できました。
柔道に興味のある人も、無い人も、コミュニケーションしましょう!

闘いのステージは人それぞれ

2018年10月01日 | 想い
夏も終わりを迎え、陽が沈むのも日に日に早くなってきました。

高校ではテスト期間に突入し、クラブも自主練となっています。僕の手元には300人分くらいの世界史のテストが集まっており、採点という大切な作業が待ち構えています。。。



ところで最近は、山本KID徳郁の入場曲『I believe』をずっと聴いています。

いい歳して、なんでこんなにセンチな気分になるんだろうと、自分でも不思議に思っています。

どれほど圧倒的に強い人も、輝いている人も、いつかいなくなる。

そんな当たり前の真実にショックを受けているんだと思います。

別に山本KIDだけじゃなくて、どの世界でも圧倒的な輝きを放つ人がスポットライトを浴びては消えていきます。

いろんな敵をなぎ倒して、積み重なった屍の上に立つスターという昭和的な構図、僕はこれに憧れていたんだなぁとわかってきました。

僕の場合、自分が立ちたかったステージは中学校から始めた柔道という競技で、中学から社会人までたくさんのスターを見てきて、憧れて、追いかけて、結局自分自身は目標とする場所まで届くことは出来ませんでした。



しかし、自分がそれなりに経験してわかってきたことは、みんな闘っているということ。若い頃はスポットライトを浴びようという姿勢の人だけが闘っているんだと勘違いしていました。

その度合いやフィールドは違うけど、それぞれが闘っています。

子育てで奮闘するお母さん、病気と闘うおじいちゃん、就職するために面接を受けに行く若者、眠たいけど我慢して学校に行く学生。。。

みんなが何かと闘い続けていて、歴史が続いていく。そんな中で一際輝いて、一時代を築いた山本KIDという選手の死を通じて、昭和の終わりを感じたような気がします。

もう平成も終わりを迎え、どんどん新しい時代が始まって来ている。日本の人口はどんどん減っていく一方で選択の自由はどんどん広がっていく。

凄く寂しい気持ちもあるけど、変わり続けていく世界をじっくり見て、考えて、進んでいくだけです。


先週は、ふらりと卒業生の2人が学校に遊びに来てくれました。2人とも大学を卒業して、新たなステージに上がるということで、これから始まる新生活への意気込みを言葉の端々から感じました。


闘う理由やフィールドは人それぞれ違うけど、お互い初心を忘れず闘っていくのみだ。

とりあえず今の僕は採点に励むのみだ!

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