柔道つながり ~からみつく大外刈~

柔道を通じてたくさんの人と出会い、成長できました。
柔道に興味のある人も、無い人も、コミュニケーションしましょう!

吐きます!!

2007年11月04日 | プライベート
祝日の土曜日。


授業がなく、大好きな柔道だけの日。


本当に最高だ!!


柔道を愛する子供達と一緒に稽古できる自分。


3日前にまた膝が外れたから道衣は着れなかったけど、やっと本当の自分になれたような気がする。


心から生きていると感じられる瞬間。


今日みたいな日は、余裕のない普段の自分とは違う自分が、ムクムクと姿を現す。




今日考えたこと。。。

学校で働いている時の自分が嫌い。

考え方、態度、物腰、うまく言えないが、すっごい嫌い!


どこか逃げている自分。


どこか言い訳している自分。


どこか価値観が崩れていっている自分。


どこか自己中心的になっている自分。


なにかに飲み込まれているような感覚・・・


あきらめ? 媚び? 格好つけ? 脅えている? 仮面かぶってる?



大学4年の時にパリに行って、世界は広いと実感できた。

フランス人と柔道して、柔道の凄さを新たに発見できた。

絶対若い間に、いろんな世界を知るべきだと感じた。


そして、学校現場で働いて思ったこと・・・現代日本(少なくとも僕が見てきた日本)の子どもを取り巻く環境は、確実に変だ。絶対に。

ということは、その環境をつくり出している日本の大人がおかしくなっている。


何がおかしいのか?

現代日本の都市は、「生きる」ということについて考えさせる機会を全く与えてくれない。

「お金」を出すと、大概のものは入手できる。小さい頃からそうした仕組みしか見てきていないので、世の中の全てがそういった方法で成り立っているように考えてしまう。

例えば、マクドナルドで買うハンバーガー、「お金」を払えば、容易に手に入る。

ハンバーガーが出来上がるまでの過程について、考えさせてくれない。

この世に生きてきた牛が命を奪われ、その皮を剥がれ、その血を抜かれ、その肉を裂かれ、その内臓を奪われ・・・

企業側も、そうした過程を客に考えさせないようにしている。


・・・と、偉そうなことを言っている僕だって、そんなことはほとんど考えたこともなかった。
今年の2月に中国を旅した時、鶏が目の前で絞められて殺され、茹でられた姿を見て、そうしたことに気付かされた。本当に当たり前で大切なことなのにね。



現代日本の物質的文化はメディアを上手に利用し、人間の欲望をとても巧妙に揺さぶってくれる。

本当に大切なことを知る機会もなく、大人のつくった世界の中で生きる子どもたち。

僕は、自分の信じる本当に大切なことを、子どもたちに教えたい。

教師になる以上、そういう信念を持っていたはず。



それなのに、いつの間にか物質的文化に引っ張られ、価値観がおかしくなっている自分がいた。


要するに、自分の考えに自信がないんだよね。

更に突っ込んで考えると、自分に芯を持たずに生きてきたってこと。

命を懸けるくらいの覚悟を持って、物事に臨んでいないということ。

教師という職業、いつの間にかお金をもらうということがメインの目的になっていた。


膝を怪我して、大好きな柔道ができなくて落ち込んだけど、柔道以外の生活について、いろいろと真剣に考えられるようになったから、この怪我は大きな意味があった。


世界の人口63億人。

それぞれがそれぞれの考えを持っている。

もっとたくさんの人に会って、自分の思想を磨いていかんとあかんし、もっと真剣に物事にぶつかることも必要かもしれない。



独りよがりな部分もあるだろうけど、これが自分の意見です。
明らかに今の僕の眼に見える社会環境は、人間らしさを失っているように感じる。
大人も子どもも、精神的にはこれまでないくらい悲惨な時代に生きているのでは・・・と思う。
常に疑問を持ちつつ、突っ込んでいく精神を持っていこうとね。

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