試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

サハ103-274[ラシ331F-2] 台枠更新 (サハ103-228 回着,台枠転用,グリーンマックス製締結ピン交換施工)

2019-05-24 21:46:07 | 国鉄/JR103系
原形復帰。

KATO製103系一般形サハ103-272(ラシ331F-2:M672)をサハ103形用床板擬から脱出させた。
前回入場はサハ103-274(ラシ331F-2)と外観を揃える意図があった。
そのサハ103-272をサハ103形用台枠へ更新した事により今度はサハ103-274(ラシ331F-2)が台枠更新対象となっている。


JR103系サハ103-274(ラシ331F-2:グリーンマックス製床下機器部品装着車)。

サハ103-274(ラシ331F-2)もメーカー塗装車であり今後の継続使用を見込んでいる。
グリーンマックス製床下機器部品を移設したサハ103形用床板擬の見附は悪くないと思える。
台枠は大幅に手が加えられながらも1pcsを保ち剛性や走行性能への不安は一切無かった。
しかしサハ103-272(ラシ331F-2)と外観が異なる現状は好ましくない。
グリーンマックス製塗装済103系の投入はKATO製一般形塗装変更車廃止計画を中断へと追い込んでいる。
動きの止まった今が台枠を転用出来る機会と言えサハ103-274(ラシ331F-2)も入場が決定した。


国鉄103系サハ103-228(ジャンク車両)。

サハ103-272(ラシ331F-2)には元サハ103-144(廃車:元ラシ335F-2)の発生品を起用した。
現在KATO製一般形では旧サハ103-212(元ラシ305F-3:Tc260)が保留車に廻っている。
旧サハ103-212はグリーンマックス製サハ103-212(←旧サハ103-265:元ラシ327F:Tc473)の異動で編成離脱に追い込まれた。
しかも2018年3月までに車体更新,台枠更新を終えていた状態の良い車両である。
まだ廃車は時期尚早でありサハ103-274(ラシ331F-2)への台枠供出車から外している。
代わりに起用した車両は更新種車用として確保したKATO製一般形サハ103-228(ジャンク車両)となった。


入工中のサハ103-228,サハ103-274 (ジャンク車両,ラシ331F-2)。

サハ103-228はKATO製一般形サハ103-269(ラシ336F-2:T269)の更新を名目に投入された。
しかしグリーンマックス製塗装済103系による車両更新の余波はサハ103-228へ及ぶ。
車体更新車だったサハ103-196(ラシ305F-2)はグリーンマックス製旧サハ103-250(元ラシ327F)にて車両振替が行われた。
捻出された旧サハ103-196はその状態からサハ103-269(ラシ305F-3)の車体更新へ転用となる。
その結果更新対象車を失ったサハ103-228は取り扱いが宙に浮いてしまった。
結局車体更新種車には起用されるものの対象車が変更されサハ103形用床板を転用しない方向へと進む。
従ってサハ103-274(ラシ331F-2)への起用には不都合なく2両同時入場となった。


床下機器配置が異なるサハ103形用床板 (サハ103-228用,サハ103-274用)。

サハ103形用床板擬はモハ102形用床板から床下機器を撤去しグリーンマックス製床下機器部品を追設したものである。
よって下廻りはKATO製一般形サハ103形用床板を上回る立体感が演出されていた。
今後も非冷房車,AU712冷房改造車を中心にKATO製一般形サハ103形は残存し続ける。
活路を見いだせる可能性があり念のため保管品に廻した。
TR62非動力台車は現行LOT品でKATO製締結ピンでは旋回半径が360度に達してしまう。
サハ103-272(ラシ331F-2)への充当で旧LOT品TR62非動力台車が尽きてしまった。
対策としてグリーンマックス製締結ピンへ交換を行い台枠との嵌合精度を高めている。


車体補強梁が無いサハ103-274。

ジャンク車両のサハ103-228(現行LOT品)は旧LOTベンチレーター化とAU75E形冷房器搭載が行われていた。
それ以外は製品原形に近くサハ103-274(ラシ331F-2)への主要部品転用が検討される。
ただサハ103-272(ラシ331F-2)の改修が流用を主とした関係で見送りとなった。
流用部品の中には防錆処理を施したウエイトまで含まれている。
なお側面窓セル等状態が良い部品類は塗装変更車の車体更新に用いる予定である。
モハ103-21(旧ラシ336F:Tc277)を種車とするサハ103-274(ラシ331F-2)には車体補強梁が存在しない。
補強梁に変則3pcs式サハ103形用床板擬装着時代の名残があるサハ103-272(ラシ331F-2)よりも車体剛性は低いはずである。
LOTが大幅に遡る車両では補強梁そのものが無い個体も存在する事から走行性能には影響しないと思われる。


台車LOTを統一したサハ103-272,サハ103-274 (ラシ331F-2)。

台枠を振り替えただけに留まったサハ103-274(ラシ331F-2)は支障なく組み立てられた。
車両更新工事施工車仕様化は毎度の側扉窓金属押え面支持:油性ペイントマーカー式,戸袋窓黒Hゴム支持:マッキーである。
このうち戸袋窓黒Hゴム支持に剥離が各所で散見され再度塗り潰しを行った。
側扉窓金属押え面支持はまだ銀色塗料が残っておりはみ出したインクの除去だけで終えている。
旧LOT品TR62非動力台車が充当出来ずサハ103-272(ラシ331F-2)とはカプラー周りの造作に差異が生じた。
そのためサハ103-272(ラシ331F-2)もグリーンマックス製締結ピンに交換した現行LOT品TR62非動力台車へ交換している。




サハ103-274(台枠更新施工)。


サハ103-272(ラシ331F-2:現行LOT品TR62非動力台車交換施工)。

現行LOT品TR62非動力台車は比較的余裕がありながら嵌合精度の問題で使用を控えてきた。
不幸中の幸いで廃車発生によりグリーンマックス製締結ピンが捻出可能となった。
仕様共通化を達成しサハ103-272,サハ103-274(ラシ331F-2)の竣工を迎えている。
サハ103-274(ラシ331F-2)からもグリーンマックス製床下機器部品装着床板が廃された。
ラシ331F-2の改修は塗装変更車更新用種車確保次第となる。
TOMIX製旧製品は保守部品不足も深刻でありKATO製量産冷房車も種車候補に加える予定である。
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