試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

JR103系習志野電車区335F [M213] (クハ103-461 前尾灯点灯安定性改善,グリーンマックス製ベンチレーター統一完了)

2017-06-30 21:32:29 | 国鉄/JR103系出場:総武・中央線
明滅。

KATO製JR103系クハ103-461(ラシ335F-3)が入場した。
クハ103-461はクハ103-315(元ツヌ322F)を種車に竣工したが塗装状態はかなり悪い。
一部はタッチアップで誤魔化したがその劣化が始まっており車体更新候補車に挙がっている。




JR103系ラシ335F (1992/10,1993/10)。
ラシ335F-2:(Tc461-[M212]-[M'367]-T144-M213-M'368-)T342(-M215-M'370-Tc726)。
ラシ335F-3:Tc461-[M212]-[M'367]-T144-M213-M'368-[T342]-M215-M'370-Tc726
◆グリーンマックス製ベンチレーター換装。

加えて前尾灯の点灯が安定せず走行時に点滅する有り様だった。
車体更新はクハ103-272(黄色5号)の投入に左右されるため何時になるか判らない。
その際はクハ103-726(ラシ335F-3)と同時施工する必要も生じる。
そのためしばらくは継続使用せざるを得ない状況にある。
明滅する前尾灯を改善出来れば車体更新時に床板を流用出来るため今入場での修正も試行する。


入工中のクハ103-461(ラシ335F-3)。

KATO製クハ103形は現在に至るまで昔ながらの電球ライト基板が採用されている。
玉切れ間近であればとっくに消灯していただろう。
更に前尾灯,尾灯でも同様に症状が現れるため通電系統の接触に問題があると考えた。
先ずライトユニットを取り外しライト基板の通電状態を確認した。
直に電流を流すと安定した点灯を示し基板回路に不都合は無いと判明した。
ここで1箇所目の通電不良疑いに出会している。
ライト基板の集電脚は2-4位側が外側へ大きく張り出していた。
導電板との接触面積を少なくしている可能性がある。
2-4位側の集電脚を直線状に修正しライト基板の不具合を廃した。


集電脚を修正したライト基板。

続けて床板を分解し更なる原因追究に進む。
すると2-4位側の運転台側導電板が折れ曲がっていた。
ここも通電不良の疑いが掛かる。
しかしクハ103形用導電板は予備品が無い。
復帰の難しくなった元クハ103-278(元ミツ6F)からの供出も考えたが完全に諦めた訳ではない。
ひとまずクハ103-461の導電板を流用し改善が見られない場合は元クハ103-278を廃車とする。




流用で修正を図った2-4位側導電板(前後反転)。

折れ曲がった側の導電板は整形だけ装着するには不安があった。
取り敢えず曲がった箇所を平板状に修正し前後を入れ替えている。
これにより運転台側の導電板浮き上がりは生じなくなった。
ライトユニット装着後も必要最低限の上昇幅に抑えられたと思う。


台車集電板の押し上げだけに留まる導電板。

一方連結面側の導電板はやや波打ちが残ってしまった。
しかし浮き上がりは防げておりライト基板集電脚,台車集電板との接触は向上したと思われる。
下廻り単独での点灯試験では明滅は生じず一定の成果が出た。
後は車体嵌合後に再現されないかが課題となる。


ベンチレーターが統一されたクハ103-726,クハ103-461。

グリーンマックス製ベンチレーターへの交換はクハ103-726での経過から分解せずに行った。
その代わりベンチレーター取付孔への装着は慎重に進めている。
幸いクハ103-461もグリーンマックス製ベンチレーターを抵抗無く受け入れてくれた。
KATO製クハ103形量産冷房車用の予備品はライト基板とTR62だけに等しく回転に苦しんでいる。
廃車を伴う車体更新を行えれば多少の余裕は出るが暫くは厳しい状況が続くと思う。




クハ103-461 [71C 西船橋]:グリーンマックス製ベンチレーター換装施工。

車体嵌合時は床板の撓みに注意を払った。
再び前尾灯明滅が再発すると厄介である。
極力修正後の形態を保つよう車体に嵌め込んでいる。
ベンチレーター交換後の印象はクハ103-726と同様である。
しかし前面はタッチアップ痕が目立っておりベンチレーターよりもこちらに目が行く。
やはり下手な素人作業を行うべきではなかったらしい。


クハ103-461 点灯試験[71C 西船橋]:前照灯(点灯安定性改善施工)。

明滅は前尾灯で生じていたため点灯試験は前照灯のみとした。
下廻り単独点灯試験時の状態を維持できた模様で停止,稼働共に安定性を取り戻した。
前尾灯明滅の原因はライト基板,導電板の接触不良にあったと考えて良いだろう。
この現象はクハ103-315時代から起きていたため組付不良品だったと思われる。
なおこの結果により元クハ103-278は廃車を免れている。




クハ103-461(ラシ335F-3:グリーンマックス製103系用ベンチレーター換装施工)。

前尾灯点灯改善に注力したがラシ335Fグループの主工程だったグリーンマックス製ベンチレーター化が完了した。
タッチアップ痕隠蔽等塗装への手は一切加えておらず老朽化の進んだクハ103形のまま作業を終えている。
これもクハ103-461,クハ103-726の車体更新が念頭にある事に拠る。
但し更新順位は2編成目で場末感の強いラシ335Fが払拭されるのは当分先になるだろう。


ラシ337F-4,ラシ335F-3 (グリーンマックス製ベンチレーター装着編成)。

KATO製クハ103形では4両目のグリーンマックス製ベンチレーター搭載車となった。
ダミーカプラーとの組み合わせはラシ335Fが初で新たな表情が加わっている。
クハ103-373,クハ103-774(ラシ337F-4)は銀河モデルマウントTNカプラー擬を採用したため連結器周りの若干雰囲気が異なる。
今後のベンチレーター統一候補編成は未定だが組成上KATO製ベンチレーターを起用する確率が高い。
そのためクハ103-373,クハ103-461,クハ103-726,クハ103-774の小所帯になるかもしれない。
追加されるとすれば宙に浮いたクハ103-374(ラシ337F-3)の車両振替計画が実行された時になる。




ラシ335F-3サイドビュー(クハ103-461:グリーンマックス製ベンチレーター換装施工)。

クハ103-461の竣工でラシ335F(ラシ335F-2:T342,ラシ335F-3:[T342])が再出場した。
全モハユニットがグリーンマックス製で揃う編成はラシ335Fの他に存在していない。
これは初期形冷房改造車の増備がTOMIX製High-Grade製品へ移行した事も絡んではいる。
しかし手持ちの編成表では初期形冷房改造車のモハユニットで占められる編成を確認できなかった。
この点は比較的後年になってから初期形冷房改造車の配置が行われた津田沼~習志野区103系ならではだろう。
※除:クハ103形。
ラシ335F(M213)は車体更新こそ有り得るもののその特色から編成解消は考えていない。
但しTOMIX製High-Grade製品のリリース次第では現在の組成によるラシ335Fが消滅する可能性は残る。
塗装状態の芳しくないクハ103-461,クハ103-726,サハ103-342(未更新車)が含まれるため現状維持を課題とする。

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