試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

JR103系習志野電車区305F [Tc260] (クハ103-763,サハ103-212 車体更新,現行LOTベンチレーター統一)

2017-09-22 21:28:20 | 国鉄/JR103系出場:総武・中央線
釣合。

KATO製JR103系ラシ305F-3(Tc260)が再出場した。
クハ103-272高運転台ATC車(黄色5号:ジャンク車両)の回着でクハ103-763の車体更新が実現している。
長く続いたクハ103-260と釣り合いが取れない状態から脱し行先変更も重なり雰囲気を改めた。




JR103系ラシ305F (2000/6)。
ラシ305F-3:Tc763-M707-M'863-[T196]-M708-M'864-[T212]-M709-M'865-Tc260
◆クハ103-763,サハ103-212:車体更新,行先変更。

行先方向幕は[津田沼]表示から[三鷹]表示へと交換しクハ103-260で生じていた表示の窮屈さを解消させた。
クハ103-763と同じ自作行先方向幕ステッカーを起用したが両端の余白幅が全く異なる。
KATO製クハ103形は一般形非冷房車,低運転台量産冷房車,高運転台車各々で行先方向幕の解釈が揃っていない。
一般形非冷房車のリリースはディテールインフレが進んでいなかった時代に当たる。
そのため許容出来る範囲内と言える。
実質最新LOTの低運転台量産冷房車はせめて高運転台車に倣って欲しかった。
行先表示器幅が同一であれば[津田沼]幕からの変更は必要としなかったと思われる。
なお習志野区103系晩年仕様の配分から[三鷹]幕を選択した。




サハ103-212(車体更新車)。

サハ103-212は旧LOTベンチレーター搭載のまま存置されていた。
車体状態の悪いサハ103-196ばかりに気を取られ完全に見落としていたらしい。
現行LOTベンチレーター化と同時に初採用となるマイクロエース製103系用屋根板を装着した。
控え目なランボード再現だが後付け感満載のグリーンマックス製ランボードは廃されすっきりとした印象に変わった。
屋根板はゴム系接着剤での4点固定だが意外な安定度を誇り長期使用が可能だと思われる。
マイクロエース製屋根板はまだ元モハ102-470(廃車:黄緑6号)からも捻出出来る。
しかしランボード形状が大幅に異なり弱点となる。
組成都合から更に1両を追加しないとKATO製103系からグリーンマックス製ランボードの全廃は難しい。
齟齬になっていたAU75B(H1)冷房機はKATO製AU75B(M)冷房機に換装し実車の形態に近付いた。
ただ分解過程で車体破損を招いたのは余計だった。
車体更新で乗り切れたのは偶然に近く今後の作業は更なる慎重さが求められる。


ラシ327F,ラシ305F-3。

JR103系習志野区晩年仕様の在籍編成ではラシ327F(Tc473)が特異な外観を有し一癖ある離合を見せる。
クハ103-473,クハ103-474(ラシ327F)は前面の窓類が全て金属押え面支持化されていた。
前面窓の金属押え面支持化は高運転台ATC車旧LOT品のHゴムモールドを油性ペイントマーカーで塗り潰した。
大阪環状線仕様前面窓セルの転用で金属押え面支持化を図ったクハ103-260とはモールド幅が近い。
そのため低運転台車と高運転台車での再現差は殆ど感じられずに済んだと思う。
低運転台車では一度クハ103-231(ラシ315F-2)で現行LOT前面窓セルのまま金属押え面支持化を行った。
これはモールド幅が細過ぎ金属感を全く引き出せず完全なる失敗に終わった。
今更ながら大阪環状線仕様では前面見付の違和感を生むだけだった前面窓セルに感謝している。




ラシ305F-3サイドビュー(クハ103-763:車体更新車)。

クハ103-763がメーカー塗装車体に更新され編成見付は向上した。
グリーンマックス製ランボード敷設車だったサハ103-212もマイクロエース製屋根板取付で拙さを薄めてくれた。
サハ103-196はAU712冷房改造車でラシ305F-3のランボード問題は解決している。
同時に現行LOTベンチレーター統一へも至りそれなりに得たものはあったと思う。
引き続きサハ103-196が塗装変更車で残存するためラシ305F-3の課題は今後も残る。
変則構造で竣工させたKATO製サハ103形(一般形)の床板交換も急務ではある。
ただ今回サハ103-212で痛い目に遭ったためサハ103-196の車体更新を優先させたい。


組成休止となるラシ305F-2 (2000/4)。

KATO製ラシ305F(Tc763)は元来クハ103-780(ラシ305F-2)を含む11両体制だった。
しかしクハ103-763の車体更新によりクハ103-780(塗装変更車)と見附が揃わなくなった。
今入場ではラシ305F-3の底上げを中心としておりクハ103-780は[津田沼]幕から変更していない。
そのためラシ305F-3の前身に該当するラシ305F-2は組成休止とした。
今後のKATO製クハ103-272高運転台ATC車(黄色5号)導入次第ではクハ103-780を車体更新し復帰させる予定である。
よって編成管理番号のラシ305F-2は欠番とし今後に備えた。
但し車体更新はクハ103-763同様にクハ103-272(黄色5号)が奇数単位で回着した場合に限られる。
諸事情が重なるクハ103-780は入場時期が全く読めずラシ305F-2復活への見通しは立っていない。
サハ103-212の車体更新が余計だったもののラシ305F-3の入場はある程度纏められたとは思う。
車体更新によりクハ103-763とクハ103-260の格差は解消され異端編成の存在感を高められた。
ただモハユニット及びクハ103-260は簡易式改番車で残る。
サハ103-196の車体更新時に対応を考えたい。
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