試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

JR103系習志野電車区319F [Tc463] (クハ103-463,728 車体更新,KATO製Assyベンチレーター統一)

2017-08-27 21:17:06 | 国鉄/JR103系出場:総武・中央線
転換。

3者混結のJR103系ラシ319F(Tc463)は改修入場を終え再出場した。
KATO製一般形モハ103-110+モハ102-188の入場から塗装被膜修正が加わった。
その前に入場したグリーンマックス製モハ103-198+モハ102-353は塗装状態が良く再入場していない。




JR103系ラシ319F (1993/10)。
ラシ319F:Tc463-[M198]-[M'353]-[T181]-M110-M'188-[T311]-[M200]-[M'355]-Tc728
◆クハ103-463,クハ103-728 車体更新,ベンチレーター統一。

JR承継当時のラシ319F(Tc139)は全く異なる組成だった。
1989年10月時点までの編成は豊田区から転入したツヌ319F(Tc235)を基にしていた。
サハ103-751,サハ103-752組込が特徴でクハ103形低運転台量産冷房車との対比が印象に残っている。
その後1986年4月までにクハ103形がクハ103-139,クハ103-138(旧ツヌ323F)へ差し替えられた。
JR承継後も1989年10月までラシ319F(Tc139←ツヌ319F)の組成を維持していた。
しかし直後にサハ103-751,サハ103-752を除く8両が陸前原ノ町区へ転出する大異動が行われた。
1993年10月現在の編成表ではサハ103-751,サハ103-752も編成から離脱している。
モハ103-110+モハ102-188は1994年12月に廃車され代わりにモハ103-644+モハ102-800が組み込まれた。
そのモハ103-644+モハ102-800も1999年3月で除籍されモハ103-344+モハ102-500(旧ラシ320F)に代替された。
同時に在籍数減少に伴う編成番号再編によりラシ319Fからラシ315Fに繰り上がっている。
ラシ315F(Tc463)は2001年2月まで運用に残る習志野区103系最末期の1編成でもあった。


ツヌ319F。

転入当時のツヌ319F(Tc235)はKATO製103系で在籍している。
組成の起点はKATO製101系サハ101-40,サハ100-36をサハ103形750番代へ編入したサハ103-751,サハ103-752の竣工だった。
豊田区からの中期転属編成に該当し全扉上へ[総武・中央線 各駅停車]誤乗防止ステッカーが貼附されている。
ちなみに側面用[総武・中央線 各駅停車]誤乗防止ステッカーはツヌ320F(Tc141)以降から半減された。
ツヌ319Fまでとは外観差が生じ後期転属編成として扱っている。


ラシ315F-3。

また最晩年のラシ315F(M344)もラシ319Fを12両体制とし組成可能にしている。
最後まで習志野区で活躍したラシ315Fの再現は5,6号車を差し替えるだけで行える。
そのためTOMIX製旧製品をモハ103-344+モハ102-500へ付番した。
なおモハ103-344+モハ102-500(ラシ315F-3)はモハ103-110+モハ102-188の緊急予備車を兼ねる。


サハ103-311(車体湾曲修正施工車)。

ラシ319Fの改修入場では全車が入場に至った。
記録には残さなかったがKATO製サハ103-311も旧クハ103-463と同様の車体歪みが生じていた。
2エンド側の車体が大きく膨らみ床板嵌合が困難になっていた。
モハ103-198が入場する前に気付けたためクハ103-463竣工まで修正措置を施し続けている。
歪んだ車体部をクロスで覆いきつめにゴムバンドを巻く簡易的な工法を採った。
矯正期間が長く取れたせいか無事に戦列復帰を果たせている。


車体矯正中のサハ103-311。

モハ103-110の動力ユニット整備竣工以降に生じたのは間違い無い。
経年の高い動力ユニットでありツヌ319Fの走行機会は控え気味にしていた。
緊急予備ユニットもモハ103-344+モハ102-500で低経年と呼ぶには苦しく余り負荷を掛けられなかった。
出入りが少ない上に収納方法も従来と変えていないため原因が全く判らない。
何が車体変形を招いたか不明のままサハ103-311は復旧している。


ラシ321F,ラシ319F (車両更新車,車体更新車)。

クハ103-463,クハ103-728は部品流用を原則に車体更新を終えた。
行先表示類は[11C 三鷹]を承継している。
近頃は徐々にだがKATO製クハ103-272高運転台ATC車(黄色5号)を手にする機会が増えつつある。
しかしKATO製クハ103形高運転台ATC車はまだ塗装変更車が多数を占めている。
塗装被膜状態や組成から車体更新対象車を絞り込んできた。
今回は改修工程追加によりクハ103-463,クハ103-728がメーカー塗装車に改まっている。
1993年10月がプロトタイプの編成では車両更新によりクハ103-278(ラシ321F:Tc188)がKATO製クハ103形高運転台ATC車化された。
クハ103-278はB形防護無線アンテナを搭載し側扉窓も黒Hゴム支持化されている。
そのため製品仕様の灰Hゴム支持を保つクハ103-463,クハ103-728とは趣が若干異なる。
この時期の習志野区103系は側扉窓支持の黒Hゴム化が急速に進行していた。
同時期がプロトタイプながら編成毎に個性を持たせ少しでも差別化を図った。
ただラシ321Fの主役はクハ103-188でありクハ103-278は日陰の存在に終始している。




ラシ319Fサイドビュー(クハ103-463:車体更新車)。

ラシ319Fは黄色5号への塗装変更後殆ど変化が見られないまま現在に至っていた。
モハ103-110の動力ユニット不調でラシ315F-3を組む機会が一時的に増えた程度である。
長らく現状維持が続いていたが改修施工で体裁は良くなったと思う。
KATO製Assyベンチレーター統一に加えクハ103-463,クハ103-728の車体更新が効果的だった。
103系の改修はラシ334F,ツヌ301F-1に続く3編成目が出場している。


モハ103-344+モハ102-500 (ラシ315F-3)。
※TOMIX製旧製品。

ラシ319Fと8両を共有するTOMIX製旧製品モハ103-344+モハ102-500は入場対象から外れた。
現在KATO製モハ103-344+モハ102-500(ラシ320F:Tc779)との振替えを検討している。
組成都合でこのままユニット交換を行うとラシ320Fの動力車位置偏位が激しくなる。
これが解決次第KATO製モハ103-344+モハ102-500を改修入場させようと思う。
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