画期的。
ModelTrainPlus製103系用LEDライト基板を試験目的で投入した。
KATO製クハ103形は低運転台量産冷房車,高運転台車ともLOTに関係無く電球ライト基板が使用され続けている。
暖かみのある発光色は捨て難いものの熱を帯びる弱点があった。
JR103系ラシ321F (1993/10)。
ラシ321F:[Tc188]-M675-M'831-T452-M676-M'832-T453-M677-M'833-Tc278。
ライト基板の電球をLEDチップへ打ち換える技量は持っていない。
初心者にとってModelTrainPlus製LEDライト基板は福音だった。
やや値の張る部品ではある。
ただKATO製クハ103形をLEDライト基板化するとどう変化するか確認したかった。
取り敢えず1編成分を用意し装着試験編成の絞込に入った。
クハ103-278(ラシ321F)。
当初はクハ103形高運転台ATC車(車体更新車)を試験編成に起用する計画だった。
しかしせっかく訪れたLEDライト基板化の機会である。
クハ103形低運転台量産冷房車,高運転台車各々へ装着したくなり路線を改めた。
この条件を一度で満たせるのはラシ305F-3(Tc260)かラシ321F(Tc188)の2編成に限られる。
ラシ321Fはクハ103-188が際立つ存在で走行機会が多い。
検討の結果ModelTrainPlus製LEDライト基板装着試験編成はラシ321Fに決定している。
先ず比較的製品原形に近いクハ103-278を入場させた。
シンプルな形状のModelTrainPlus製103系用LEDライト基板。
ModelTrainPlus製LEDライト基板[M-LITE]シリーズは複数種類がリリースされている。
各々形式毎に分かれており純正ライト基板交換が行い易い設計は良心的だと思う。
基板部の寸法はKATO製クハ103形用ライト基板と同等だった。
電球への配線が長いKATO製ライト基板に比べ大幅にコンパクト化されたように見える。
発光色温度は低く電球色に近かった。
この仕様であれば前照灯用プリズムへの色挿しは不要だと思えた。
入工中のクハ103-278。
KATO製クハ103形のライトユニットは座席部品に直結している。
ライト基板端子も長い上に座席部品が端子押えを兼ねる少々癖のある構造と言えよう。
そのため運転台側のTR62非動力台車は撤去した。
連結面側TR62非動力台車は締結ビスを緩めるのみとし座席部品分離防止策を採った。
撤去されたライトユニット。
ライトユニットの締結ビスを外し座席部品から取り外した。
KATO製ライト基板は前照灯用電球の配線が長いため基板部を浮かせた後に電球を抜き取っている。
LEDライト基板化後の状況によっては原形復帰も有り得る。
電球配線の断線には十分注意を払った。
ModelTrainPlus製LEDライト基板はライトケースの基板装着部に合わせるだけで収まった。
KATO製ライト基板では前照灯用電球の差込みに難儀したため拍子抜けしている。
ModelTrainPlus製LEDライト基板を取り付けたライトケース。
余りに呆気なく装着へ至り逆に不安になるほどだった。
しかもKATO製ライト基板の電球に対しLEDチップ前端がかなり手前に位置している。
基板部の位置都合からこれより前進は出来ない。
一抹の不安を抱きながらライトユニットの装着に移った。
座席部品中央付近の嵌合爪を外し端子をスリットへ挿入する。
個体差のせいかクハ103-278では1-3位側が座席部品の端子押えに収まらず何度かやり直した。
ここはKATO製ライト基板撤去時に端子幅を合わせた方が無難だろう。
また固定されていないウエイトが作業の邪魔をした。
運転台側を下に向けるとウエイトがずれてしまう。
よって床板の連結面側を下にしながらライトユニットを装着した。
ライトユニットを取り付けた床板。
床板に取り付けたライトケースはKATO製ライト基板時代よりも撓まなくなった気がする。
基板部が若干薄く半田の張り出しが無いためかもしれない。
ライトユニットの撓みは運転台側車体高上昇に繋がる。
ModelTrainPlus製LEDライト基板は意外な箇所にも影響を及ぼすと判った。
ここまで流れ作業で進めてしまった。
入場を控えるクハ103-188で細部をもう一度確認したい。
LED化された光源。
KATO製クハ103形用だけありLEDチップはライトケース内にしっかりと嵌っている。
やはりLEDチップ前端はKATO製ライト基板より奥まっていた。
LEDの発光と指向性を考えるとこれで十分なのだろう。
但し誤取付の可能性も否定できず疑心暗鬼のまま点灯試験を行った。
↓
クハ103-278 点灯試験[13C 千葉]:前照灯(ModelTrainPlus製LEDライト基板化)。
クハ103-278 点灯試験[13C 千葉]:尾灯(ModelTrainPlus製LEDライト基板化)。
クハ103-774 点灯比較[23M 千葉]:ラシ337F-2(TOMIX製High-Grade製品)。
試験結果は予想を大きく上回るものだった。
KATO製ライト基板時代のクハ103-278は比較的点灯照度の高い車両だった。
それでも試験電流では運行番号表示器,行先表示器共に殆ど点灯していない様に見えた。
ModelTrainPlus製LEDライト基板への交換後は見事に表示器類へ導光されるまでに至っている。
TOMIX製High-Grade製品クハ103-774(ラシ337F-2:Tc774)と比べても極端に見劣りしなくなった。
尾灯も電球基板では角度によって非点灯に見える事があった。
この現象も完全に払拭されはっきりと点灯してくれる。
その代わり前照灯点灯時の表示器類と差が激しくなった。
ライトユニットの構造からこれだけは避けられない。
漏光確認中のクハ103-278。
クハ103-278は屋根板交換時に旧LOT車体特有の運転台側で生じる漏光を廃したばかりである。
ライト基板交換により漏光再発が懸念されたが杞憂に終わった。
車体と屋根板に隙間は無く照度が高まった影響は全く出ていない。
これもライトケースの歪みが抑制された効果だと思う。
ただクハ103-278は詳細を確認出来ないまま竣工してしまった。
良く判らないままModelTrainPlus製LEDライト基板化を終えた。
点灯試験結果を見る限りでは問題無いと思われる。
それだけユーザーフレンドリーなのだろう。
次の入場車はクハ103-188低運転台車(ラシ321F)となる。
クハ103-278とは異なる雰囲気になるはずでModelTrainPlus製LEDライト基板化の効果が楽しみである。
装着方法の再確認も含めて作業に当たりたい。
ModelTrainPlus製103系用LEDライト基板を試験目的で投入した。
KATO製クハ103形は低運転台量産冷房車,高運転台車ともLOTに関係無く電球ライト基板が使用され続けている。
暖かみのある発光色は捨て難いものの熱を帯びる弱点があった。
JR103系ラシ321F (1993/10)。
ラシ321F:[Tc188]-M675-M'831-T452-M676-M'832-T453-M677-M'833-Tc278。
ライト基板の電球をLEDチップへ打ち換える技量は持っていない。
初心者にとってModelTrainPlus製LEDライト基板は福音だった。
やや値の張る部品ではある。
ただKATO製クハ103形をLEDライト基板化するとどう変化するか確認したかった。
取り敢えず1編成分を用意し装着試験編成の絞込に入った。
クハ103-278(ラシ321F)。
当初はクハ103形高運転台ATC車(車体更新車)を試験編成に起用する計画だった。
しかしせっかく訪れたLEDライト基板化の機会である。
クハ103形低運転台量産冷房車,高運転台車各々へ装着したくなり路線を改めた。
この条件を一度で満たせるのはラシ305F-3(Tc260)かラシ321F(Tc188)の2編成に限られる。
ラシ321Fはクハ103-188が際立つ存在で走行機会が多い。
検討の結果ModelTrainPlus製LEDライト基板装着試験編成はラシ321Fに決定している。
先ず比較的製品原形に近いクハ103-278を入場させた。
シンプルな形状のModelTrainPlus製103系用LEDライト基板。
ModelTrainPlus製LEDライト基板[M-LITE]シリーズは複数種類がリリースされている。
各々形式毎に分かれており純正ライト基板交換が行い易い設計は良心的だと思う。
基板部の寸法はKATO製クハ103形用ライト基板と同等だった。
電球への配線が長いKATO製ライト基板に比べ大幅にコンパクト化されたように見える。
発光色温度は低く電球色に近かった。
この仕様であれば前照灯用プリズムへの色挿しは不要だと思えた。
入工中のクハ103-278。
KATO製クハ103形のライトユニットは座席部品に直結している。
ライト基板端子も長い上に座席部品が端子押えを兼ねる少々癖のある構造と言えよう。
そのため運転台側のTR62非動力台車は撤去した。
連結面側TR62非動力台車は締結ビスを緩めるのみとし座席部品分離防止策を採った。
撤去されたライトユニット。
ライトユニットの締結ビスを外し座席部品から取り外した。
KATO製ライト基板は前照灯用電球の配線が長いため基板部を浮かせた後に電球を抜き取っている。
LEDライト基板化後の状況によっては原形復帰も有り得る。
電球配線の断線には十分注意を払った。
ModelTrainPlus製LEDライト基板はライトケースの基板装着部に合わせるだけで収まった。
KATO製ライト基板では前照灯用電球の差込みに難儀したため拍子抜けしている。
ModelTrainPlus製LEDライト基板を取り付けたライトケース。
余りに呆気なく装着へ至り逆に不安になるほどだった。
しかもKATO製ライト基板の電球に対しLEDチップ前端がかなり手前に位置している。
基板部の位置都合からこれより前進は出来ない。
一抹の不安を抱きながらライトユニットの装着に移った。
座席部品中央付近の嵌合爪を外し端子をスリットへ挿入する。
個体差のせいかクハ103-278では1-3位側が座席部品の端子押えに収まらず何度かやり直した。
ここはKATO製ライト基板撤去時に端子幅を合わせた方が無難だろう。
また固定されていないウエイトが作業の邪魔をした。
運転台側を下に向けるとウエイトがずれてしまう。
よって床板の連結面側を下にしながらライトユニットを装着した。
ライトユニットを取り付けた床板。
床板に取り付けたライトケースはKATO製ライト基板時代よりも撓まなくなった気がする。
基板部が若干薄く半田の張り出しが無いためかもしれない。
ライトユニットの撓みは運転台側車体高上昇に繋がる。
ModelTrainPlus製LEDライト基板は意外な箇所にも影響を及ぼすと判った。
ここまで流れ作業で進めてしまった。
入場を控えるクハ103-188で細部をもう一度確認したい。
LED化された光源。
KATO製クハ103形用だけありLEDチップはライトケース内にしっかりと嵌っている。
やはりLEDチップ前端はKATO製ライト基板より奥まっていた。
LEDの発光と指向性を考えるとこれで十分なのだろう。
但し誤取付の可能性も否定できず疑心暗鬼のまま点灯試験を行った。
↓
クハ103-278 点灯試験[13C 千葉]:前照灯(ModelTrainPlus製LEDライト基板化)。
クハ103-278 点灯試験[13C 千葉]:尾灯(ModelTrainPlus製LEDライト基板化)。
クハ103-774 点灯比較[23M 千葉]:ラシ337F-2(TOMIX製High-Grade製品)。
試験結果は予想を大きく上回るものだった。
KATO製ライト基板時代のクハ103-278は比較的点灯照度の高い車両だった。
それでも試験電流では運行番号表示器,行先表示器共に殆ど点灯していない様に見えた。
ModelTrainPlus製LEDライト基板への交換後は見事に表示器類へ導光されるまでに至っている。
TOMIX製High-Grade製品クハ103-774(ラシ337F-2:Tc774)と比べても極端に見劣りしなくなった。
尾灯も電球基板では角度によって非点灯に見える事があった。
この現象も完全に払拭されはっきりと点灯してくれる。
その代わり前照灯点灯時の表示器類と差が激しくなった。
ライトユニットの構造からこれだけは避けられない。
漏光確認中のクハ103-278。
クハ103-278は屋根板交換時に旧LOT車体特有の運転台側で生じる漏光を廃したばかりである。
ライト基板交換により漏光再発が懸念されたが杞憂に終わった。
車体と屋根板に隙間は無く照度が高まった影響は全く出ていない。
これもライトケースの歪みが抑制された効果だと思う。
ただクハ103-278は詳細を確認出来ないまま竣工してしまった。
良く判らないままModelTrainPlus製LEDライト基板化を終えた。
点灯試験結果を見る限りでは問題無いと思われる。
それだけユーザーフレンドリーなのだろう。
次の入場車はクハ103-188低運転台車(ラシ321F)となる。
クハ103-278とは異なる雰囲気になるはずでModelTrainPlus製LEDライト基板化の効果が楽しみである。
装着方法の再確認も含めて作業に当たりたい。