主戦。
TOMIX製103系High-Grade製品ツヌ323F-2(Tc71)が仕様変更を終え再出場した。
ツヌ323F-2は津田沼区仕様唯一のクハ103形500番代を含みながらB形防護無線アンテナ搭載が仇となっていた。
他編成との屋根板交換と言う飛び道具的発想でB形防護無線アンテナ未搭載編成へ復帰している。
↓
国鉄103系ツヌ323F (1986/4)。
ツヌ323F-2:Tc71-M746-M'2003-T328-M747-M'2004-T329-M748-M'2005-T'c601。
※TOMIX製High-Grade製品。
◆B形防護無線アンテナ未搭載編成化,行先変更。
ツヌ323Fは101系の置き換えを名目に豊田区から津田沼区へ転入した編成である。
豊田区からの転入編成は都合17本に達し大半が朱色1号のまま営業を開始した。
2編成だけは黄色5号への塗装変更を経て転属しておりツヌ323Fはそれに該当する。
先頭車両:クハ103-811,クハ103-818高運転台非ATC車,モハユニット:モハ102形が2000番台に突入した1982製であった。
但しサハ103形は1973製のサハ103-328,サハ103-329とされ製造年次は揃っていない。
編成見附はユニット窓車で揃い津田沼区に新製配置されたツヌ307F~ツヌ310Fと同一に見えた。
1982年7月に配属されたツヌ323Fだったが1984年1月にはクハ103-811,クハ103-818が山手線輸送力増強用へ転用となる。
代替に充てられた車両は初期形冷房改造車のクハ103-139,クハ103-138だった。
◆ツヌ323F:Tc139-M746-M'2003-T328-M747-M'2004-T329-M748-M'2005-Tc138(1984/2)。
後にツヌ323Fの先頭に立つクハ103-71,クハ103-601は各々別の編成を構成していた。
クハ103-71は1979年7月に配属された車両でクハ103-48と前後を締めるツヌ306Fの一員だった。
豊田区からの中期転属編成であるクハ103-601はクハ103-69を相方
としたツヌ314Fに組まれている。
1984年に入ると検査周期を合わせるためかクハ103形の異動が開始される。
この中にはクハ103-71も含まれクハ103-48との組み合わせが解消となった。
◆ツヌ321F:Tc71-M668-M'824-T450-M669-M'825-Tc451-M670-M'826-T'c611(1984/10)。
更に異動は続き1986年にはクハ103-601と共にツヌ323Fへ充当されようやく落ち着いた。
JR移行後も1992年4月にサハ103-328,サハ103-329が車両更新工事施工車となるまで大きな変化は見られなかった。
しかしクハ103-71,クハ103-601は車両更新工事はおろか特別保全工事すら行われていなかった。
老朽化には勝てず1994年7月付で廃車される。
これに対しモハ103-746以下8両は2001年3月まで習志野区(ラシ323F→ラシ317F)で運用を続けた。
車両需給の都合によりサハ103-328,サハ103-329は廃車となったもののモハユニットは全て中原区へ転属している。
クハ103-811,クハ103-818へのATC搭載改造は長い歴史を有する103系でも異例の措置だった。
ツヌ323Fが編成を崩す切っ掛けと言え転入当時の編成を維持していれば原形のままで活躍を見せたと思う。
さよならツヌ305F。
ツヌ323F-2は津田沼区仕様ながらB形防護無線アンテナ搭載編成となっていた。
旧ツヌ306F-2(Tc61)の出場にはB形防護無線アンテナ未搭載編成化が必要だった。
既に未加工の屋根板は手許に無くクハ103-71,クハ103-601とクハ103-61,クハ103-48(旧ツヌ306F-2)同士で振替えている。
この後に津田沼区仕様はB形防護無線アンテナ未搭載編成とする方針が決定する。
そのためツヌ323F-2は宙に浮いた編成に陥り登場機会が激減してしまった。
休車状況からの脱出を狙った結果再び屋根板交換に梶を切った。
供出種車は元クハ103-61,元クハ103-48を改番したクハ103-123,クハ103-124(ツヌ305F)に決定する。
かつてクハ103-123,クハ103-124が辿った過程をクハ103-71,クハ103-601で繰り返す構図になった。
これによりツヌ305Fは同じバリエーション編成であるツヌ306F-2(Tc123)と共に消滅している。
津田沼区仕様でクハ103形低運転台初期形冷房車を先頭車両とする黄色5号編成はツヌ323F-2に限られる。
ツヌ305Fとは異なりクハ103形500番代が特徴でその存在感は高められたと思う。
今ひとつ奮わなかった油性ペイントマーカー式窓サッシ補修(クハ103-601)。
TOMIX製103系High-Grade製品で進めていたTNカプラーSP白濁対策とC4系ブレーキ制御装置固定化は完了した。
当然クハ103-71,クハ103-601も施工したが休車に近い存在であり単独工程で竣工させている。
この際側面窓セル窓サッシ印刷の劣化は然程進行しておらず気にしていなかった。
僅か2箇月での症状悪化は予想外で今入場の足を引っ張っている。
他社製品で拡大採用を図ってきた油性ペイントマーカー式窓サッシ印刷はTOMIX製High-Grade製品で初採用となった。
良好な結果を出し続けていた油性ペイントマーカー式だったが状態の悪さに敵わなかった。
インク被膜の複層化により印刷剥離部を埋没させたものの仕上がりは芳しくない。
引き続き油性ペイントマーカー式補修を主軸とする方針は変更しない予定である。
クハ103-71では若干の改善策を見い出せており今後試行を重ねる。
ツヌ323F-1。
※TOMIX製High-Grade製品。
B形防護無線アンテナ未搭載車化と同時に[15C 津田沼]表示から[15C 中野]表示へ変更した。
ツヌ323F-2はモハ103-746以下8両をツヌ323F-1(Tc811)と共有するバリエーション編成である。
[45C 西船橋]表示のツヌ323F-1とは東行設定が重複しており走行方向が偏りがちだった。
極端な偏位を防止するため一時的に動力ユニットを他編成と振り替える方式を採っている。
プロトタイプ変更に合わせツヌ323F-2を西行へ改め都度交換の手間を廃止した。
極標準的な津田沼区仕様となったツヌ323F-2の走行機会は確実に増えると思われる。
所属編成に於ける西行への偏重こそ激しくなったが状態を保つには最良の手段だと考えている。
またモハ102-2004は動力ユニット脱落防止策未施工車だったため台枠側面へスペーサーを追設した。
これまでクハ103形高運転台車LOTでは発症し難く感じられ特に対策は行って来なかった。
但し若干の緩さは否めず初期形冷房改造車LOTに続いての施工が決定した。
ツヌ328F,ツヌ323F-1。
津田沼区仕様のTOMIX製103系High-Grade製品は朱色1号編成,朱色1号混色編成を中心に増備した。
そのため1986年現在の編成表に基づいた在籍編成は少数派である。
ツヌ323F-2はB形防護無線アンテナの廃止で離合に相応しい編成が増えると思われた。
一応狙いは当たった一方増加した編成の殆どがKATO製103系で占められた。
期待したTOMIX製High-Grade製品の適合本数は変化しないまま終わっている。
ツヌ306F-3(Tc763),ツヌ328F(Tc483)は齟齬の無い離合を図れる数少ない編成となった。
今後TOMIX製クハ103形低運転台量産冷房車High-Grade製品がリリースされ次第ツヌ325F(Tc231:1985/4)を導入する予定がある。
実現すればクハ103-105,クハ103-106(ツヌ316F-2)を共用車としてツヌ325F(Tc105:1986/8)の出場を目論んでいる。
クハ103形初期形冷房改造車組込編成同士による離合は何れ実現するだろう。
↓
ツヌ323F-2サイドビュー(クハ103-71:屋根板交換施工車)。
竣工当時のクハ103-71,クハ103-601はB形防護無線アンテナ未搭載車であった。
クハ103-123,クハ103-124との屋根板交換は2017年5月施工で約1年8箇月振りに原形へ戻っている。
プロトタイプ時期は思ったほど広がらなかったが足枷が無くなり自由度が増したと思う。
103系津田沼区仕様は黄色5号編成よりも混色編成が数的優位にあり弱点になっていた。
製品仕様復帰を名目としたKATO製103系ツヌ315F(Tc213)の仕様変更も今更ながら効果を発揮している。
第一線に返り咲いたツヌ323F-2を最大限に活かすため津田沼区仕様の黄色5号編成増強を図りたい。
TOMIX製103系High-Grade製品ツヌ323F-2(Tc71)が仕様変更を終え再出場した。
ツヌ323F-2は津田沼区仕様唯一のクハ103形500番代を含みながらB形防護無線アンテナ搭載が仇となっていた。
他編成との屋根板交換と言う飛び道具的発想でB形防護無線アンテナ未搭載編成へ復帰している。
↓
国鉄103系ツヌ323F (1986/4)。
ツヌ323F-2:Tc71-M746-M'2003-T328-M747-M'2004-T329-M748-M'2005-T'c601。
※TOMIX製High-Grade製品。
◆B形防護無線アンテナ未搭載編成化,行先変更。
ツヌ323Fは101系の置き換えを名目に豊田区から津田沼区へ転入した編成である。
豊田区からの転入編成は都合17本に達し大半が朱色1号のまま営業を開始した。
2編成だけは黄色5号への塗装変更を経て転属しておりツヌ323Fはそれに該当する。
先頭車両:クハ103-811,クハ103-818高運転台非ATC車,モハユニット:モハ102形が2000番台に突入した1982製であった。
但しサハ103形は1973製のサハ103-328,サハ103-329とされ製造年次は揃っていない。
編成見附はユニット窓車で揃い津田沼区に新製配置されたツヌ307F~ツヌ310Fと同一に見えた。
1982年7月に配属されたツヌ323Fだったが1984年1月にはクハ103-811,クハ103-818が山手線輸送力増強用へ転用となる。
代替に充てられた車両は初期形冷房改造車のクハ103-139,クハ103-138だった。
◆ツヌ323F:Tc139-M746-M'2003-T328-M747-M'2004-T329-M748-M'2005-Tc138(1984/2)。
後にツヌ323Fの先頭に立つクハ103-71,クハ103-601は各々別の編成を構成していた。
クハ103-71は1979年7月に配属された車両でクハ103-48と前後を締めるツヌ306Fの一員だった。
豊田区からの中期転属編成であるクハ103-601はクハ103-69を相方
としたツヌ314Fに組まれている。
1984年に入ると検査周期を合わせるためかクハ103形の異動が開始される。
この中にはクハ103-71も含まれクハ103-48との組み合わせが解消となった。
◆ツヌ321F:Tc71-M668-M'824-T450-M669-M'825-Tc451-M670-M'826-T'c611(1984/10)。
更に異動は続き1986年にはクハ103-601と共にツヌ323Fへ充当されようやく落ち着いた。
JR移行後も1992年4月にサハ103-328,サハ103-329が車両更新工事施工車となるまで大きな変化は見られなかった。
しかしクハ103-71,クハ103-601は車両更新工事はおろか特別保全工事すら行われていなかった。
老朽化には勝てず1994年7月付で廃車される。
これに対しモハ103-746以下8両は2001年3月まで習志野区(ラシ323F→ラシ317F)で運用を続けた。
車両需給の都合によりサハ103-328,サハ103-329は廃車となったもののモハユニットは全て中原区へ転属している。
クハ103-811,クハ103-818へのATC搭載改造は長い歴史を有する103系でも異例の措置だった。
ツヌ323Fが編成を崩す切っ掛けと言え転入当時の編成を維持していれば原形のままで活躍を見せたと思う。
さよならツヌ305F。
ツヌ323F-2は津田沼区仕様ながらB形防護無線アンテナ搭載編成となっていた。
旧ツヌ306F-2(Tc61)の出場にはB形防護無線アンテナ未搭載編成化が必要だった。
既に未加工の屋根板は手許に無くクハ103-71,クハ103-601とクハ103-61,クハ103-48(旧ツヌ306F-2)同士で振替えている。
この後に津田沼区仕様はB形防護無線アンテナ未搭載編成とする方針が決定する。
そのためツヌ323F-2は宙に浮いた編成に陥り登場機会が激減してしまった。
休車状況からの脱出を狙った結果再び屋根板交換に梶を切った。
供出種車は元クハ103-61,元クハ103-48を改番したクハ103-123,クハ103-124(ツヌ305F)に決定する。
かつてクハ103-123,クハ103-124が辿った過程をクハ103-71,クハ103-601で繰り返す構図になった。
これによりツヌ305Fは同じバリエーション編成であるツヌ306F-2(Tc123)と共に消滅している。
津田沼区仕様でクハ103形低運転台初期形冷房車を先頭車両とする黄色5号編成はツヌ323F-2に限られる。
ツヌ305Fとは異なりクハ103形500番代が特徴でその存在感は高められたと思う。
今ひとつ奮わなかった油性ペイントマーカー式窓サッシ補修(クハ103-601)。
TOMIX製103系High-Grade製品で進めていたTNカプラーSP白濁対策とC4系ブレーキ制御装置固定化は完了した。
当然クハ103-71,クハ103-601も施工したが休車に近い存在であり単独工程で竣工させている。
この際側面窓セル窓サッシ印刷の劣化は然程進行しておらず気にしていなかった。
僅か2箇月での症状悪化は予想外で今入場の足を引っ張っている。
他社製品で拡大採用を図ってきた油性ペイントマーカー式窓サッシ印刷はTOMIX製High-Grade製品で初採用となった。
良好な結果を出し続けていた油性ペイントマーカー式だったが状態の悪さに敵わなかった。
インク被膜の複層化により印刷剥離部を埋没させたものの仕上がりは芳しくない。
引き続き油性ペイントマーカー式補修を主軸とする方針は変更しない予定である。
クハ103-71では若干の改善策を見い出せており今後試行を重ねる。
ツヌ323F-1。
※TOMIX製High-Grade製品。
B形防護無線アンテナ未搭載車化と同時に[15C 津田沼]表示から[15C 中野]表示へ変更した。
ツヌ323F-2はモハ103-746以下8両をツヌ323F-1(Tc811)と共有するバリエーション編成である。
[45C 西船橋]表示のツヌ323F-1とは東行設定が重複しており走行方向が偏りがちだった。
極端な偏位を防止するため一時的に動力ユニットを他編成と振り替える方式を採っている。
プロトタイプ変更に合わせツヌ323F-2を西行へ改め都度交換の手間を廃止した。
極標準的な津田沼区仕様となったツヌ323F-2の走行機会は確実に増えると思われる。
所属編成に於ける西行への偏重こそ激しくなったが状態を保つには最良の手段だと考えている。
またモハ102-2004は動力ユニット脱落防止策未施工車だったため台枠側面へスペーサーを追設した。
これまでクハ103形高運転台車LOTでは発症し難く感じられ特に対策は行って来なかった。
但し若干の緩さは否めず初期形冷房改造車LOTに続いての施工が決定した。
ツヌ328F,ツヌ323F-1。
津田沼区仕様のTOMIX製103系High-Grade製品は朱色1号編成,朱色1号混色編成を中心に増備した。
そのため1986年現在の編成表に基づいた在籍編成は少数派である。
ツヌ323F-2はB形防護無線アンテナの廃止で離合に相応しい編成が増えると思われた。
一応狙いは当たった一方増加した編成の殆どがKATO製103系で占められた。
期待したTOMIX製High-Grade製品の適合本数は変化しないまま終わっている。
ツヌ306F-3(Tc763),ツヌ328F(Tc483)は齟齬の無い離合を図れる数少ない編成となった。
今後TOMIX製クハ103形低運転台量産冷房車High-Grade製品がリリースされ次第ツヌ325F(Tc231:1985/4)を導入する予定がある。
実現すればクハ103-105,クハ103-106(ツヌ316F-2)を共用車としてツヌ325F(Tc105:1986/8)の出場を目論んでいる。
クハ103形初期形冷房改造車組込編成同士による離合は何れ実現するだろう。
↓
ツヌ323F-2サイドビュー(クハ103-71:屋根板交換施工車)。
竣工当時のクハ103-71,クハ103-601はB形防護無線アンテナ未搭載車であった。
クハ103-123,クハ103-124との屋根板交換は2017年5月施工で約1年8箇月振りに原形へ戻っている。
プロトタイプ時期は思ったほど広がらなかったが足枷が無くなり自由度が増したと思う。
103系津田沼区仕様は黄色5号編成よりも混色編成が数的優位にあり弱点になっていた。
製品仕様復帰を名目としたKATO製103系ツヌ315F(Tc213)の仕様変更も今更ながら効果を発揮している。
第一線に返り咲いたツヌ323F-2を最大限に活かすため津田沼区仕様の黄色5号編成増強を図りたい。