映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『96時間』

2009年09月01日 | Weblog
96時間 - goo 映画

ふつう

ピエール・モレル 監督
リーアム・ニーソン、マギー・グレイス、リーランド・オーサー、ジョン・グライス、デヴィッド・ウォーショフスキー、ケイティ・キャシディ、ホリー・ヴァランス、ファムケ・ヤンセン、ザンダー・バークレイ、オリヴィエ・ラブルダン、ジェラール・ワトキンス、ニコラス・ジロー 出演

17歳になったばかりのキムが、友だちと初めての海外旅行で訪れたパリで何者かに誘拐される。まさに誘拐される瞬間にキムと携帯電話で話していた父親のブライアンは、自らの手で犯人たちを地獄の果てまで追い詰め、娘を奪還しようと決意し、単身パリに乗り込む。誘拐犯はアルバニア系の人身売買組織だと判明。政府の秘密工作員として活動してきた経験を生かし、単独で捜査を開始する。



とても惜しい作品。
このテンポのよさと短さ(93分)は評価されてよい。

どの映画にもおかしいところや都合のよすぎるところがある。それらはその作品だけが持つ独自の魅力によって、観客を幻惑し、ねじふせなければならない。
そして、この作品の都合のよすぎるところは、わたしをねじふせることができなかった。

なぜ元の仲間を出しておいて、ひとりで事件に立ち向かうのか?
なぜあそこで鉄パイプがはずれるのか?
そしてあのラストシーン。

たとえばあのラストシーンの直前にこういうシーンを入れていたとしたらどうか。
以下ちょっとネタバレか?






プライベートジェットに娘ひとりを乗り込ませて「パパは事後処理があるから一緒にはいけない。今度会わせたい人がいるから楽しみにして……」戸惑いながらも乗り込む娘のアップの直後に、俯瞰で大量のパリ警察のパトカーが空港に押し寄せる。そして半年後(1年後でもいいが)……。





もし、このようなシーンがあったとしたら幻惑されたかもしれない。


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