映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』

2015年08月02日 | Weblog
よい

樋口真嗣 監督
三浦春馬、長谷川博己、水原希子、本郷奏多、三浦貴大、桜庭ななみ、松尾諭、渡部秀、水崎綾女、武田梨奈、石原さとみ、ピエール瀧、國村隼 出演

かつて、謎の巨人たちが突如出現し、人類の大半を喰い殺した。かろうじて生き残った者たちは、巨大な壁を三重に築き、その内側でどうにか平和な生活を維持していく。それから100年が経ち、人々は壁の内側で平穏な日常を当たり前のように送っていた。幼なじみのミカサ、アルミンと強い絆で結ばれた青年エレンは、壁の外に広がる未知の世界に憧れを抱き、安穏と暮す周囲の人々に苛立ちを募らせていく。そんなある日、想定外の超大型巨人の出現によって壁が崩壊し、人々が次々と巨人に呑み込まれていった。2年後。惨劇を生き延びたエレン、ミカサ、アルミンは、人類が巨人に対抗すべく結成した武装調査団の一員として、決死の外壁修復作戦に臨もうとしていた。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=348867





映画館で観た。

樋口真嗣という人は映画作品の監督よりも、たとえば特撮監督のような作品の一部を負担するときのほうがいい仕事をするのではないかと思っている。簡単にいうと、彼の監督能力には期待していないのだ。しかし、期待してもしなくても作品に接するときはできるだけ虚心で観るように心がけている。そして本作はよかった。

石原さとみが出てくるまでは、妙にカットが多くカチャカチャしていて「あの鳥は海を見たことがあるのかしら」みたいないらつくセリフで落ちつかなかったのだが、彼女が登場してからはそういうことはなくなった。

九州の人間にはわかると思うが、阿蘇や軍艦島が使われているのも嬉しい。

主人公が本郷奏多ではなくてどうやら三浦春馬らしいのだが、男でよかったのはピエール瀧と口だけ番長の三浦貴大で、あとは存在感がなかった。それに比して女はアピールポイントが最低ひとつは用意されていて、前述の石原さとみ、水原希子をはじめみんな魅力的だった。

『サボタージュ』

2015年08月02日 | Weblog
よい

アルフレッド・ヒッチコック 監督
シルヴィア・シドニー、オスカー・ホモルカ、ジョン・ローダー、デズモンド・テスター、ジョイス・バーバー 出演

善良な映画館主を装って破壊活動をする男と、彼の家庭に八百屋の御用聞きを装って近付く若い刑事の対立。危機を察して男は、義弟に時限爆弾の入った包みを、もちろん、それとは知らせず託して運ばせようとする。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=9031





セーラー服は海外でも女子が着ている時代もあったのだな、とわかる作品。

前半の完全なサスペンス作品から、後半の恋愛物への切り替えがうまくできていない。アレ? そんな終わり方でいいのか? とおさまりがよくない。

かわいそうなのが弟で、前半人懐っこくてかわいい性格なのが、お使いを頼まれて出かけるところから急にモタモタしだしてどんどん馬鹿になり、ハミガキのデモンストレーションに捕まるは、わかっていた行進行列で道を横断できないは、バスの中で犬と遊ぶはで、あぁそりゃしかたないかもしれないな……、と思ってしまう(笑)。

さらにその騒ぎのあとが問題で、ここからどんどん恋愛物の要素が強くなる。職務より個人的な感情を優先させて大丈夫なのか? そこをテーマにするドラマも多いというのに、この刑事には迷いがない(笑)。