映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『ニンフォマニアック Vol.2』

2015年08月16日 | Weblog
ふつう

ラース・フォン・トリアー 監督・脚本
シャルロット・ゲンズブール、ステラン・スカルスガルド、ステイシー・マーティン、シャイア・ラブーフ、ジェイミー・ベル、クリスチャン・スレイター、ウィレム・デフォー、ソフィ・ケネディ・クラーク、ミア・ゴス、ジャン=マルク・バール、ウド・キア 出演

快感への飽くなき欲求に突き動かされ、見境のないセックスを重ねてきたジョーだったが、ついに不感症に悩まされる事態に。ジェロームと家庭を持ち、子どもも生まれるが、不感症が治らないことへの不安は募るばかり。怪しげなセックス・セラピストのもとに通い、ますます倒錯した性体験を重ねていくジョーだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=349615





話が唐突である。なんだよ後継者って?

あの時に弾が出ないだけならまだしも、どうしてあの時には弾が出るのだ?

あのエンディングはありきたりだ。

『ニンフォマニアック Vol.1』

2015年08月16日 | Weblog
よい

ラース・フォン・トリアー 監督・脚本
シャルロット・ゲンズブール、ステラン・スカルスガルド、ステイシー・マーティン、シャイア・ラブーフ、クリスチャン・スレイター、ユマ・サーマン、ソフィ・ケネディ・クラーク、コニー・ニールセン、ヒューゴ・スピアー 出演

冬の凍てつく路上で行き倒れていた女性ジョーを自宅アパートで介抱する年配紳士セリグマン。心配する彼に、ジョーは驚くべき生い立ちを赤裸々に語り出す。幼い頃から“性”に強い関心を持っていた彼女は、15歳の時に青年ジェロームを相手に初体験を済ませると、あとは欲望のおもむくままに男たちとの行きずりのセックスを重ねていく。ある時は、幼なじみのBとチョコレートを賭け、長距離列車の中でハントした男の数を競うジョー。そんな中、最初の相手ジェロームと思いがけない再会を果たすジョーだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=349614





『ダンサー・イン・ザ・ダーク 』の映像美や『ドッグヴィル』のあけすけなところから、この監督はホモ・セクシャルではないのかと思っていたが、確認はとれなかった。しかし、本作でのサタイアの効いた映像表現(それは鬱三部作などといいながら、明らかにシモネタコメディ要素に悪意をミックスしている)は、やはりある種のホモっぽい印象を受けた。ユマ・サーマンのうざいことうざいこと……。

縦列駐車がいい。

このVol.1にそれなりのエンディングをつけて完結させていたら、評価はもっと高いはずである。簡単にいうと、Vol.2が芳しくなかったのだ。

『リアリティのダンス』

2015年08月16日 | Weblog
よい

アレハンドロ・ホドロフスキー 監督・原作・脚本
ブロンティス・ホドロフスキー、パメラ・フローレス、イェレミアス・ハースコヴィッツ、アレハンドロ・ホドロフスキー、クリストバル・ホドロフスキー、アダン・ホドロフスキー 出演

1920年代、軍事政権下のチリ。幼少のアレハンドロ・ホドロフスキーは、ウクライナ移民の両親と北部の炭坑町トコピージャで暮らしていた。権威主義的な父の横暴と、アレハンドロを自分の実父の生まれ変わりと信じる元オペラ歌手の母の過剰な愛の中で大きなプレッシャーを感じて育ったアレハンドロ。学校でもイジメに遭い、孤独で辛い日々を送る。そんな中、共産主義者の父は、独裁者のイバニェス大統領暗殺を企み、首都へと向かうが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=347268





『ホドロフスキーのDUNE』が楽しめた人、ホドロフスキーに興味がある人にはおすすめ。

自分の監督作の中で、かなり辛いこと、きついことを修行風にとらえる要因、『ホドロフスキーのDUNE』で自分のことを〈戦士〉といっていた理由がなんとなくわかる。

そして、本作がホドロフスキー作品の中でもっとも理解しやすい作品であろう。