映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
コメントのところをクリックするとコメントできます。

『クロニクル』

2013年10月16日 | Weblog
よい

ジョシュ・トランク 監督
デイン・デハーン、アレックス・ラッセル、マイケル・B・ジョーダン、マイケル・ケリー、アシュリー・ヒンショウ 出演

いつも持ち歩いている中古のビデオカメラだけが心の友という孤独な高校生アンドリュー。ある日パーティ会場で居場所を見つけられない彼は、見かねたいとこの同級生マットとその親友スティーブに誘われ、近くの洞窟探検に向かう。そこで不思議な物体に触れた3人は、知らぬ間に念じるだけで物を動かせる超能力を身につけていた。最初はその力を他愛もないイタズラに使って満足していた3人だったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=346341





映画館で観た。
TOHOで観たが、特別料金で1000円であった。

どうも映画オタク、ムービーオタクを悪く描いているような気がする(笑)……。

未成熟な人間に不相応な超能力が与えられ、さらに家庭の不幸や初体験の失敗や不理解などが加わるともう地獄になりますよ……という作品。

84分という短さながら、サクッサクッと話を展開させるのは気持ちいい。

あの話しかけるエンディングはちょっとおかしい。

『コズモポリス』

2013年10月16日 | Weblog
ふつう

デヴィッド・クローネンバーグ 監督・脚本
ロバート・パティンソン、ジュリエット・ビノシュ、サラ・ガドン、マチュー・アマルリック、ジェイ・バルシェル、ケヴィン・デュランド、ポール・ジアマッティ 出演

ハイテク装備のリムジンをオフィス代わりに、国際情勢をチェックしては相場を的確に予見、若くして巨万の富を築き上げた青年、エリック・パッカー。ところが、そんなあらゆるものを手に入れた資本主義の申し子を、不穏な運命が待ち受けていた。その日、大統領のニューヨーク訪問を前に、街では大勢の市民がデモに繰り出し、床屋に向かったエリックのリムジンはなかなか目的地にたどり着けない。そんな中、人民元取引で壊滅的な損失を出したエリックの運命の歯車は大きく狂い始めるが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=342841#1





公式ホームページでは極上サスペンススリラーと書いてあるみたいだが、コメディーにもっともらしいエンディングをつけてみました的な作品。

大金持ち(には見えないが)なのになにひとつ自分の思い通りにならない主人公、床屋さんに行けず、新婚の嫁とはやれず……。一日三回も食事時にだけ偶然嫁を見かけるのも変である。

わたしが観たクローネンバーグ監督作品(半分くらいか)の中ではいちばん難解であった。

『黄金を抱いて翔べ』

2013年10月16日 | Weblog
わるい

井筒和幸 監督
妻夫木聡、浅野忠信、桐谷健太、溝端淳平、チャンミン、青木崇高、中村ゆり、田口トモロヲ、鶴見辰吾、西田敏行 出演

過激派や犯罪者相手に調達屋をしている幸田は、学生時代からの友人・北川浩二から大手銀行本店地下にある240億円の金塊強奪計画を持ちかけられる。やがて北川は、計画に必要なエキスパートを次々とスカウトし、総勢6名の強奪チームを結成する。こうしてあまりにも大胆不敵な金塊強奪計画がスタートするが、そんな彼らの前にはいくつもの障害が立ちはだかり……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=342733#1





わたしの期待が大きすぎたのかもしれないが、おもしろくなかった。

序盤のセリフ、「爆弾魔」「桃太郎みたいなやつ」にリアリティがまったくなく、陳腐であった。

なぜあの銀行のあの場所に金塊があるとわかったのか?


タレコミ屋がいるというセリフが出てきたときに、疑われる登場人物がひとりしかいない(ほかの仲間はなんらかの被害を受けている)というのはアリかもしれないが、実際にその人がタレコミ屋というのはダメでしょう。

ダイナマイトを入手するのは描いてあるが、プラスチック爆弾はどうやって入手したのかまったくわからない。


以下ネタバレ






ひき逃げ現場(ひとつの場所)に主要登場人物がふたり、その家族がふたり偶然集まるのか? 

西田が最後までつきあったのは愛情でいいし、自殺したのは自戒でいいと思う。だったらなぜタレコミするんだよ! 計画を成就させたいのか邪魔したいのかわからん。