映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官』

2010年09月20日 | Weblog
ふつう

ウェイン・クラマー 監督・脚本
ハリソン・フォード、レイ・リオッタ、アシュレイ・ジャッド、ジム・スタージェス、クリフ・カーティス、サマー・ビシル、アリシー・ブラガ、アリス・イヴ、メロディ・カザエ、ジャスティン・チョン、メリク・タドロス 出演

9.11テロ以降ますます複雑化・深刻化しているアメリカの不法移民問題をハリソン・フォード主演で描く社会派群像ドラマ。I.C.E.(移民税関捜査局)捜査官の主人公が職務と良心のはざまで苦悩を深めていく姿を通して、不法移民たちの置かれた過酷な現状と移住をめぐる様々な問題をリアルに描き出す。

ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=333888#1



浅薄!

こういう題材が深刻でもドラマがチープな作品だとシラけてしまう。

エンディングをまるくおさめようとするアメリカナイズの特徴がよく出た作品。主人公を徹底的に善人にしたのも失敗だ。

不法越境者たちの悲劇と不理解を描いているが、シナリオの都合がよすぎる。

オープニングがかっちょいい。

『恋するポルノ・グラフィティ』

2010年09月20日 | Weblog
よい

ケヴィン・スミス 監督・脚本
セス・ローゲン、エリザベス・バンクス、クレイグ・ロビンソン、ジェイソン・ミューズ、トレイシー・ローズ、ジェフ・アンダーソン、ブランドン・ラウス、ジャスティン・ロング、リッキー・メイブ、ケイティ・モーガン 出演

家賃を滞納していたせいで、ついに電気や水道を止められたザックとミリ。金策に困り果てる2人だったが、あのブランドンがゲイポルノ俳優として稼いでいることを思い出したザックは、自分たちもポルノ映画を撮って一儲けしようと提案。そしてスタッフを集め、パロディ・ポルノ映画の撮影を開始する。しかし、台本にはザックとミリのセックスシーンがあるため、2人は互いを意識し始めてしまう……。

ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=336319



さまざまなダメ人間、オタク、ナード、モラトリアム人間を描いてきたケヴィン・スミスの作品。今回はビデオスルーとなってしまったようだ。

これまでのケヴィン・スミス作品と比べると話をシンプルにしてオタク色を薄めた代わりに一般性が増し、誰にでもとっつきやすい内容になっている。

極論すると会話が足りないバカップル物語になってしまうのだが(笑)、理解してくれる友人のいる快適さをときにシモネタをいれながら観るのも悪くはない。

ケヴィン・スミスにはもっとガンガン作品を撮ってほしいなぁ。

『ゴシップ・カフェ』

2010年09月20日 | Weblog
よい

ジョン・コスグローヴ 監督
ミーナ・スヴァーリ、ブレッキン・メイヤー、マーシャ・トマソン、マーク・ペルグリノ、カラム・ブルー、キャサリン・ハイグル、ダズ・クロウフォード、アンドリュー・リー=ポッツ、マイク・ヴォーゲル 出演

ロンドンのコーヒーハウス「ブラックキャット・カフェ」では、今日も多彩な人間模様が繰り広げられていた。誰もが人には言えない秘密の性癖をもっているものだが、それが相手にバレてしまったカップルたちが、なぜか、街の片隅のこのカフェに大集合!彼女が元ポルノ女優と知り絶句する青年や、女装趣味の男と結婚してしまったマジメ一直線の女弁護士、当の店長もシェフである彼氏の浮気に我慢限界・・・。ひと癖もふた癖ある人々による、おバカ群像撃の決定版!

ストーリーはワーナー・ホーム・ビデオより
http://www.whv.jp/database/database.cgi?cmd=dp&num=9839


このアップの多用はテレビムービーだと思うのだが、フィルムフェスティバルで上映されたのが最初のようで、よくわからない。

まとまりがないのとシモネタが多いのがちょっとマイナスだが、基本的に楽しいコメディ。

別の職場に応募している責任者と浮気がばれたその恋人や、ボケかけたおばあちゃんを連れてきたり、まじめだがぐちっぽいゲイ、出版直前で仕事が手につかない小説家志望などとんでもないスタッフたちに加え、客もこれまた変なのばっかで騒動を起こしまくる。