映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『イングロリアス・バスターズ』

2009年11月21日 | Weblog
イングロリアス・バスターズ - goo 映画

ふつう

クエンティン・タランティーノ 監督・脚本
ブラッド・ピット、メラニー・ロラン、クリストフ・ヴァルツ、ダニエル・ブリュール、イーライ・ロス、ダイアン・クルーガー、ジュリー・ドレフュス 出演

1944年6月、ドイツ占領下のフランス。映画館主のミミューはドイツ軍の英雄フレデリックに言い寄られ、挙げ句にナチスのプロパガンダ映画をプレミア上映させられることになった。その事実をつかんだイギリス軍はナチス諸共映画館を爆破すべくアルド中尉率いる“イングロリアス・バスターズ”を動員し、スパイのブリジッドと接触を図らせる。一方ナチスでは“ユダヤ・ハンター”の異名をとるランダ大佐が動き出し……。



見せ場にはこと欠かないが、ヤマ場(盛り上がり)に欠ける。

さまざまな過去の映画への愛が込められているらしいが、作品の質を高めるまでには至っていない。

クエンティン・タランティーノは編集能力がない監督として有名だが、たとえば第一章はカットしてもそれほどこまらない。そして、第一章をいれるのであれば、メラニー・ロランとクリストフ・ヴァルツはエンディング前にもうすこし深くからめてほしかった。

ほんとうの主人公はクリストフ・ヴァルツ。

音楽の使い方はあいかわらずかっこいい。

一見の価値はあるが、やはり長い(笑)。