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現場を訪れる社長と現場を軽視する社長

2017年12月27日 | コンサルティング

 「社長がアポなしで突然来るんですよ。そういうときは、現場は結構慌てますね。心の準備もできていないですし・・・」

これは以前、ある中堅製造業の工場長から伺った話です。この工場長がおっしゃるには、「社長は予定されたスケジュールの中で、たまたま少し空き時間ができると現場を訪れることを思いつくようなんです。ですから、こちらからすると「社長が突然やって来た」と感じてしまうわけです。別に仕事をサボっているわけでもないし、見られて困ることもないんですけれどね・・でも毎回、何の前触れもなしにいきなり来るので、私もメンバーも社長が来た!という感じで慌ててしまうのです」と苦笑いをされていました。

一方先日、別の会社では「製造部門出身でないうちの社長は現場にあまり興味がないのか、滅多に現場を訪れることがないんです。だから現場のことをよく知らないし、理解がない。いつも製造にばかり無理難題を言ってきます」という話を伺いました。

実に対照的な社長のスタンスです。最初の会社では毎回突然ではあっても経営陣が現場を訪れ、実際に社員の顔を見て話を聞いて、品質についてや納期についての意見交換を定期的に行っているわけです。

製造業に限ったことではありませんが、このように経営陣が現場を見るということは非常に大切であることは言うまでもありません。

もちろん意見交換をしたからと言って、必ずしも現場の希望がすぐに取り入れられるわけではないですが、現場としては一応希望を伝えることができたという安心感を持て、それがやる気のアップにもつながっているわけです。

さらに言うと、先の社長は定期的に社員の様子を見ている結果、社員にどのような教育が必要かを考え、人材育成にも継続的な投資をされているのです。

「事件は現場で起きているんだ。会議室で起こっているんじゃない!」は、あの刑事ドラマの名セリフですが、現場を見る経営者とそうでない経営者の違いは、結果においてもこのように大きな違いをもたらします。

品質よりもコストや納期を優先してしまった結果、企業の不正が続いている最近の状況を見ていると、「経営者と現場の密接な関係が企業の行く末を決める」と言っても過言ではないと、改めてそのように考えています。

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