中小企業のための「社員が辞めない」会社作り

社員99人以下の会社の人材育成に役立つ情報を発信しています。

No.803 「質問会議」のすすめ

2019年05月05日 | コンサルティング

「99人以下の中小企業の社員が辞めずにイキイキ働くようになる」を実現する人材育成社です。

社長さんに質問です。あなたの会社は、長い連休が終わった翌日からいきなりフルスピードで走り出せる状態になっていますか?Yes!とお答えの方はすばらしいです。普段からメリハリの利いた仕事の進め方を徹底していらっしゃるのでしょう。

しかし多くの会社は、そうではないと思います。たぶん、連休明けの初日に社員が顔を合わせる場は「会議」ではないでしょうか。月の初めに行う月例会議、毎週月曜の朝会議などなど・・・定例の会議が連休明けの「初仕事」というわけです。

その会議では、特に緊急度の高い議題がなければ、仕事への「慣らし運転」のような感じでなんとなく時間が過ぎてしまいます。

そこでお勧めするのが「質問会議」です。進め方は簡単です。社内の一番の若手(今年入社の新人がいればベストです)を会議に参加させて、質問をさせるだけです。質問の内容は、仕事に関連したものであれば何でもかまいません。

ただし、できる限り単純な、あるいは素朴な質問をしてもらうのがポイントです。「いまさらこんなこと聞くのは恥ずかしいな・・・」というくらいがよいでしょう。「なぜ〇〇という書類が必要なんですか?」「XXという言葉の意味がわからないので教えてください」などなど何でも構いません。

ただしルールが1つあります。その場で社長が回答者を指名します。社長が答えてはいけません。

指名された回答者は立ち上がって、回答を説明しながらその内容をホワイトボードにしっかりと書き留めます。

そのとき、質問した若手がその場で理解できなくても構いません。実は、社長に指名された回答者がホワイトボードに書いた内容が大事なのです。それをスマホで撮影して記録に残します。

いかがでしょうか。社長にとってはとても興味深い、その他の参会者にとっては緊張感あふれる会議になります。

連休ぼけの頭がシャキッとすること請け合いです。ぜひお試しください。

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