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何も考えずに、でも何かを求めて、鉄道の旅を続けています。今夜もmoonligh-expressが発車の時間を迎えます。

道の駅・米沢、為せば成るで全国トップ10入り

2021年03月07日 | 旅行記・まち歩き


今回ご紹介するのは「道の駅」。地方自治体と道路管理者が連携し登録するもので、国土交通省が認定する主要道路沿いの商業施設や案内施設を備えたドライバーの休憩スペースであることはご承知のとおり。
まあ、道の駅マニアというのもあるそうで、スタンプラリーとかもやっているが、私はマニアというのではなく、旅や出張の途中で、美味しいものや土産物を購入する重宝な場所として捉えている。

今回の福島への日帰り出張でも、立ち寄った。普段、新潟から山形や仙台へ行くときに使うのが、国道113号沿いにある「道の駅・いいで」。通称・めざみの里。山形県飯豊町にある。
ここはレストランや立ち食いコーナー(テーブル席もあります)、物産販売コーナーでは、一部地元の野菜や肉なども販売しているのでスーパー的感覚で地元の人も使っているようだ。なかなかの充実ぶり。
地元にある道の駅と比べると、ちょっとうらやましい感覚になり、立ち寄ってはついつい買い物をしたくなってしまう。

ただ、今回は山形南陽市から福島へ向かうということで、東北中央自動車道の米沢中央インターのすぐそばにある「道の駅・米沢」に立ち寄ることにした。(写真上:外観と内部)
2018年にオープンしたこの施設、できてから3年弱と間もないことから施設自体がきれいであることはもちろんだが、施設の配置や機能性にも非常によく考えられていると思った。
中央エントランスを入ると、右が土産物や特産品、地元の野菜などを扱う物販コーナー。左が、フードコートになっていて、丼物、ラーメン、そば、ファストフードなどの店がある。そのほか、米沢牛を味わえるレストランやコンビニ(セブンイレブン)も。高速バスの停留所にもなっている。



ただこの施設、この地方を走る主要国道の13号線沿いにあるわけではない。国道の米沢バイパスからは少し離れたばしょにあり、隣接するのは主要地方道の米沢高畠線。
しかし、2017年に開通した高速道路は国の直轄区間であるため、無料区間。しかも地元が望んでいたサービスエリア設置はかなわず、インター隣接地に道の駅の設置となったそうだ。
でも、その方がよかったんじゃないかな?高速利用者だけを相手にするよりは、地元の人も気軽に利用できるような気がする。結果、管理運営は地元企業や団体が出資する第三セクターが行い、住民参加型の公募債なども発行され建設費に充当したともいう。

そんなことに感心していると、なんとまあ、この道の駅は「全国ベスト10」に二年連続で選ばれているそうな(トリップアドバイザーの口コミを集計したもの。)。2020年、道の駅・米沢は第6位。(山形県では、道の駅・天童温泉が第2位、新潟県の施設はベスト30にも入らず。)
「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」。米沢には、美味しいものがたくさんあることも確かだが、上杉鷹山のこの言葉が、今でも人々の心の中にあるんでしょうなー。


コメント
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