行き先不明人の時刻表2

何も考えずに、でも何かを求めて、鉄道の旅を続けています。今夜もmoonligh-expressが発車の時間を迎えます。

気になる「釜石」を再び訪問

2018年03月19日 | 旅行記・まち歩き
今回は仕事で釜石へ。2年半ぶりの訪問。東日本大震災では「釜石の奇跡」を生んだ場所だが、その裏側で甚大な被害を生んだ場所であることから「奇跡」と言われていることも確か。
前回は「復興支援の旅」の何回目かの訪問で、釜石の復興途上の様子と街の魅力を紹介した。(2015年7月6日の記事から全4回の記事参照)今回は、実際、CM方式という民間主導で行われる工事の現場を見る機会をいただけるとのこと。さて、あれからどうなりましたかねー。

港や河川河口に作られた防波堤は、港周辺はかなり整備された状態になってきたものの、まだまだ長く、高い壁は連ねられるとのこと。

嵩上げ工事は、本当に大工事。人命と家屋を守るため、僅かな戸数の集落でも施される。移転が進んだ場所も出てきていたが、これまた時間がかかりますな。

以前にも紹介したとおり、釜石は鉄の街。新日鉄釜石(新日鉄住金)と、そのラグビー部の日本選手権7連覇で活気を呈したが、震災後人口は当時の三分の一、市街地はひっそりとして、妙に工事現場と工事車両の行き交う音だけが賑やかさを強調している。
まだまだ復興道半ばであることは確か。巨費を投じ自然に立ち向かう土木工事が進められているが、完成とともの作業員は街を去り、人口はどうなるか?鉄鋼業が不調で、復興を頼りとしてきた街の経済事情もどう変わっていくのか?
また機会を得て応援の旅に行きますからね!
コメント
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