「余命1ヶ月の花嫁」見てしまいました。シリアスで、悲しくも感動のラブストーリー。乳がんと闘い、余命1ヶ月の宣告を受けながら花嫁衣装を着て、僅か24歳の若さで亡くなった長島千恵さんという女性の実話に基づいた映画だ。
映画化の前、生前、家族や自らの手により撮りためられたビデオが、テレビのドキュメンタリー番組で取り上げられ、日本中に大反響を及ぼした。がんと闘う姿、がん撲滅のために本人が自らテレビでの取材を受け入れたが、本人が楽しみにしていた放映日の2日前に息を引き取るという、これまた悲劇が隠されている。
映画では、榮倉奈々、瑛太という人気絶頂のコンビを起用(写真上)。特別派手な演出もなく、淡々と撮影されたことが分かる。命のはかなさと生きる喜び、そして人生は一人ではないことを教えてくれる…ただ、これは映画ではなく、特別な話でもないのだ。
「今日は何してた?」、「んー、生きてた」…実はドキュメンタリーのテレビ放映、実は1週間前に予定されていた。この日なら、千恵さんは生きていた。番組編成の都合ということだが、TBSの取材担当は何とも心残りとなってしまう。
今日も、当たり前のように朝が来たが、周りに感謝しながら、生きていることに感謝しながら、大事に生きないとね。