小島と広島と私たち

島爺の倉橋島での農作業と,
広島を中心とした孫たちとのくらし

島の畑で-1

2011-04-26 23:58:52 | 島の生活
 広き門より入るなかれ

 穂を出した小麦

 山の畑に登って気づいたのが,小麦の穂。
白木農園の作業は,里芋と刈り払い機による除草にかかっていたため小麦に注意がいかなかった。
白木の残りの種を蒔いて,ヒヨドリらしきものに葉をついばまれたが何とか順調に育っている。

 柵を見回るために登ったのである,それでも淡い期待を抱いてクワを持ってあがった。
ぬゎぁんと,タケノコがニョキニョキと顔を出している。
シメシメ,2週間の間柵が功を奏してイノシシの侵入を妨げた!。
ところが,驚くべき事実が判明した。

 畑から山への入り口を2カ所設けた。
その一つが開いている。しかもそこに1本のタケノコが素っ立っている。
 閉め忘れ入り口のタケノコ
奴らは,畑に入ろうと思えば,いつでも自由に入れたのだ。
しかも,それを誘導するかのように,おいしそうなタケノコが育っている。
 柵のそばで掘られた筍
 そこから10mも離れていない柵の外ではタケノコが掘られている。

 柵の補修に追われていたころは,子猫しか入れそうもない穴を押し広げて無理やり侵入していた。
爺は,2週間も入口を開けて,畑には20本も30本もおいしそうなタケノコがある。
それにもかかわらず,侵入していない。
職場でこの報告をすると,
「そりゃぁ,ワナでも仕掛けちょると思うて,用心したんじゃろう」
「いんにゃ,脳みその無いあいつらはそんなに偉うない。外で食うた筍で腹が肥ったんじゃろう」

 爺は,2週間もの間侵入しなかったということは,と思っている前者の説が正解かなと思っている。
恐らく代々伝えられてきた家訓があるのではなかろうか
。 
 広き門より入るなかれ 甘い言葉にha
ワナがある