小島と広島と私たち

島爺の倉橋島での農作業と,
広島を中心とした孫たちとのくらし

レベル7-2

2011-04-14 23:54:19 | メモ
 みちの国の空は・・・ 《産経抄・産経;4月14日》

▼ 〈東北の空はやつぱり広いわねえ 簡単に言ふなこの都会者(モン)が〉。
東京都世田谷区に住む狩野一男さん(59)の第3歌集『栗原』(柊書房)から引いた。
狩野さんの故郷は,市町村合併で消失し、現在は宮城県栗原市となっている旧花山村だ。
▼平成20年6月,歌集の校正をしている最中に,死者,行方不明者23人を出した岩手・宮城内陸地震が起きた。
地震を詠んだ歌は含まれていないが,復興に向けて努力する故郷の人々を思い,タイトルに選んだという。
▼その栗原市は今回の東日本大震災で,最大の震度7を記録した。
「日本が沈没するのかと思った」と住民が振り返るほどだ。
奥さまは,津波の被害の大きかった岩手県釜石市の出身だという。
2人はこの1カ月間,居ても立ってもいられない気持ちで過ごしているに違いない。

▼時事的なテーマの歌を見ると,憲法や国旗国歌に関して,小欄は狩野さんと考えを異にしている。
一方で,こんな歌には大いに共感を覚えた。
〈杖ついて今はをれどもいつまでもツエにすがると思ふなよつゑ〉。
狩野さんは4年前にクモ膜下出血で倒れ,100日以上も生死をさまよいながら,社会復帰を果たしている。

▼死者,行方不明者は2万人を超えた。
町や村,田畑,漁場が失われ,いまなお不気味な余震が続く。
福島第1原発の事故は,まだ予断を許さない。
日本人は,いわば現代医学では早期治療が難しい,重い病と闘っているようなものだ。
だからこそ,狩野さんの奇跡的な生還劇を重ねてみたくなる。

▼〈みちのくの空のふかさよ大きさよ 来てみてけさいんオラの田舎さ〉。
今ではツエさえいらなくなった狩野さんのように,東北も必ず蘇(よみがえ)る。そう信じるしかない。

 バリントンで,広島カープ1勝!

 病院から出て久しぶりにRCCにスイッチを入れると,9回の表で3:0でリードしている。
気にはなっていたが,ゆっくり新聞に目を通す暇もなく,阪神に連敗したことだけは聞いていた。

 栗原も初ヒットが追加点につながったようだし,まずはめでたい。
明日からたしか巨人戦。5割に戻してほしいところだが,・・・,ピッチャーがいないか。

 それにしても,バリントンとサファテとは,どんな投手だ?。