11月15日に今年の狩猟が解禁となりました!
とはいっても、畑の片付けなどで直ぐには猟には出られなかったのですが、最近やっと近くの山の砂防ダムへカモを狙いに通い始めました。
ところが、今年はカモが少ない!
どうしてかな、例年よりこの時期にしてはかなり暖かいからだろうか…。
そして今日。いつもの猟場を廻りましたが、数日前よりはカモの姿が見られるようになりました。
一か所目の池では、飛び立ったところを狙ったのですが残念ながら当たらず…。
二か所目の池では、当たったかと思われたのですが、ふらふらと一羽が林に落ち捕らえようと近づくとバタバタと飛んで行ってしまいました…泣。
沢沿いの枯れ木にはヌメリスギタケでしょうか、美味しそうなキノコが!
今年のキノコは全般的に不作のようでしたが、ここは有り難くいただきます。
さて、今日の三か所目。山奥のかつての開拓地にある小さな池。
抜き足差し足忍び足でほとりに近づくと、気配はありません。やっぱりダメか…。
じっくりと奥の水面を見ていると、奥の方で小さなさざ波が立ちました。あ、なんか居るぞ…。
ほとりを進むと、突然二羽のカモが飛び立ちました! パン!パーン!…
そのうちの一羽を仕留めました! 今年の初獲物です。
その場で羽をむしり、家でさばきやすいように現場である程度処理します。
そんな最中。ここでちょっと不思議なことが。。。
獲物の羽毛をむしり取ることに集中している時でした。池の向こうの森から男の声が一度聞こえました。
「おーう…」
あれ?誰か居たのかな。それとも動物の声か…。聞き確かめようと耳を澄まし凝視したけどその後何も聞こえません。
また羽むしりに集中していると、明らかに人間の男の「おーう…」という声。森の奥、しかもそれほど奥でもないところで何か作業をしているのかな、しかも一人ではないような…。そのうち、今度は女性らしき「あーい…」という先ほどよりは高い声も聞こえました。聞こえる度に森を凝視して確かめるのですが何も見えないのです。
ちょっと嫌な雰囲気です。ざわっとしてきました。
実は前々からこの池の辺りは雰囲気が良くないと感じていました。この池の奥の方に潰れそうな小屋があるのです。
かつて全国ニュースにもなるような、日本赤軍絡みの事件があったと聞いていました。
さらに背筋がぞっとしてきたので、ここは早いとこ立ち去ることにしました。
あれは絶対に人の声でした。なんだったのでしょうか…。こわいこわい!
帰り道にある山ノ神様でお礼の挨拶を済ませ、自宅の玄関前で食べやすいようにさばきました。やはり、例年より脂が少ない。本当にこの冬は、冬らしい冬になるのかなあ…。