さて、今日もやって来ました奥日光。この時期の明るくも裏寂しい戦場ヶ原の景色が好きです。
今回は和泉屋トマト応援隊の部長とぐっちゃんさんと刈込湖・切込湖トレッキングへ!
温泉寺から湿原の木道を歩いて、まずは源泉地帯に向かいます。
地面から湧き出る硫化水素泉。緑色硫黄細菌によって落ち葉が白く&緑色を呈しているのがまた美しい。
地球の息吹を感じたあとは、いよいよトレッキングコースへ。
振り返れば湯元温泉源泉地帯の湿原が見渡せました。
すっかり明るい森の林床は、増えすぎたシカに喰い荒された枯れ枯れの笹原。
小峠を過ぎ亜高山針葉樹林帯へ入ると、苔むしてしっとりとした森歩きです。
暗い森から明るい湖が広がりました!刈込湖・切込湖です。
このちょっと変わった湖の名前の由来。日光開山の祖、勝道上人(しょうどうしょうにん)が、村人を苦しめていた大蛇を征伐し、ぎったぎったに切り込んで刈り込んでこの湖に沈めたという伝説からこの名が付いたとのことです。
湖周辺はシカの痕跡(糞とか足跡とか)がまあ多いこと!どうやら湖にも遊びに来ているようですね。
水際の針葉樹林と黄緑のコケの感じが、どことなく南東アラスカの海岸を思い出させます。
今日はとても風が強い。砂浜はぱらぱらと砂粒が飛び散り酷いので、奥の林床でランチタイムとしました。
湖を離れ一時間ほど歩くと涸沼の明るい景色が広がってきました。
この景観も独特です。上部の針葉樹林がぱたっと笹原とカラマツの疎林に置き換わっています。
まるで放牧地や人の手が加えられたかのような景観。そして広大な窪地。地形図で酒が飲める僕にとってはたまらない景色です!
涸沼から一気の登りで山王峠へ。あとはゆっくりと下りながら光徳牧場へ向かいます。
ミヤコザサに覆われたナラの森を抜けると、終点の光徳牧場です。
トマト応援隊奥日光ツアー第2弾も無事に終了です!
あとは、東武バスで湯元温泉へ戻りました。
第1弾、第2弾に参加されたみなさん、お疲れさまでした。この度も参加いただき有り難うございました! m(__)m
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