家の近所では、ちょうど福寿草(フクジュソウ)が見ごろ。
天気のいい日は花を咲かせているが、曇りの日には花は店じまい。どうやらお日様が好きらしい。
この福寿草、実は早春に花を咲かせて、夏までには葉などの地上部をすっかり消してしまう。これから咲き出すキクザキイチゲやカタクリとともに、まさしくスプリング・エフェメラル(春のはかない命)なのだ。でもこれ、春の花たちの生き抜くための重要な戦略。背の高い草や樹木に太陽を遮られないうちに、今のうちにせっせと光合成をしてしまおうっていうわけです。
しかも有毒植物。これも動物に食べられないようにという戦略か。ここまですれば安心だろうと思いきや、実は都道府県によっては絶滅危惧種になっているのです。結局、花がきれいだから採られるし、開発造成などで生育環境が悪化しているからでしょうか。
毎年、変わらずに花を咲かせてほしいものです。
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