晴れて風のない朝は、屋根ビニール日和だ!
ビニールを引っ張り、
屋根の背骨に上げて、広げる。
ひとまず育苗分の2棟を張り終えた。あとは妻面や外側を仕上げていこう。
とまあ、こんな感じで畑の準備は少しずつ進めている。
そんな中、役場から熊捕獲の許可が下りた。
そこで、鉄砲ぶちの先輩たちと南郷の熊狩り場である山に分け入る。
杣道(そまみち)を歩いていくと、苔むす石を流れ落ちる沢を横切る。実はこの流れ、写真上部の辺りから突如として湧き出ている湧水流なのだそうだ。夏ならさぞ涼しい場所だろうな。
谷を上り詰めていくと、そのうちサワグルミとブナが林立する平場に出た。
ここら辺からは熊の痕跡が出始める。注意して周りや足元を見ながら三人散らばり進んでいく。
足跡を探すが、イノシシとカモシカの足跡はあったのだが、熊の跡はどうも見当たらない。
まだ出歩かないのかもしれないと、近くにあるミズナラの木ヤス(樹木にある熊穴)を見に行く。
地上6、7mのところに樹洞がある(高ヤス)。
根元のそばにあるブナの幹が爪と歯で引き剝がされていた。新しい「あでっかじり」だ。
これがヤスに熊が入っているサインだ。
大木の幹にも登った爪痕があった。
叩く音で寝床が分かる。そこら辺を棒でドンドン!叩いた。熊は出てくるのか…。
ぼくともう一人は両サイドの撃ちやすい場所で鉄砲を構える!
待つこと数分、熊の出る気配はない…。
この大木の周りにも足跡は無かった。熊はいったいどこに…?
今回は残念だったが、偵察として来た価値はある。もうすでに冬眠から目覚め他へ移動しているのなら、熊が向かうべき場所は検討がついている。次回は熊が移動したであろう山向こうの狩場へ行ってみることにする。
昨年とは違い今年は普通に雪がある。こうして足跡を探しながら熊の動静を検討し次の一手を考えることが出来る。
やはり雪は猟をするのにも大切なのだ。南会津の暮らしに雪は欠かせない!
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