米国政府内で「悪の戦争経済」勢力と反対勢力激突、バイデン副大統領は米CIAが養成した前原誠司らを嫌う

2011年09月07日 23時43分51秒 | 政治
◆米国内が何んだか変だ。とくに経済的変調が災いしてか、政治までおかしくなっている。そのことを米国CIA軍事部門資金担当の大ボスであるリチャード・アーミテージ元国務副長官が憂慮している。読売新聞9月5日付け朝刊「1~2面」の「地球を読む」に掲載されたリチャード・アーミテージ元国務副長官の寄稿文の1部である「日本に対する要望」部分を、このブログ(9月6日付け)で紹介した。
 だが、リチャード・アーミテージ元国務副長官は、寄稿文の冒頭「我々自身の国内統治にも明らかな短所があることを認めておきたい」と率直に述べて、米国の政治あるいは政治家に悲憤慷慨していることに、日本国民は、注目しなくてはならない。こう述べている。
 「米国民は怒っている。将来に不安を感じている。ほとんど全ての政治家に愛想を尽かしている。政治家たちは政敵のあらさがしばかり。国のためになることには、ほとんど無頓着に見える。最近のAP通信世論調査によれば、連邦議会の現状に満足している米国民は、たった12%である。あれほど高い期待を集めて就任したオバマ大統領もまた政治力が弱まり、支持率は40%を下回っている。大統領は(問題解決を関係者の調整にゆだねる)『後方からの支援』という戦略を取っているが、我々の課題があまりにも大きく、差し迫っている今、この政治スタイルは場違いに見える。米国民は、自らの選良たちに嫌悪感を募らせている。だが、連邦議会と大統領に何を求めるのか、意見が割れている。どうやって債務危機を解決し、経済を復活させるのか。あるいは、どう世界に対処するのか。これらの課題に対して、総意はほとんど存在しない。この欲求不満現象は、米国だけのものではない。日本を含め、世界中の多くの民主主義国に影を落しているのである」
 引用がやや長めになってしまったけれど、米国民の苦悩がよく伝わってくる。「どうやって債務危機を解決し、経済を復活させるのか」とは、日本国民が苦しんでいる問題と、変わりはない。
 この問題に対して、米連邦政府、財界、財閥の間には、「悪の戦争経済」に安易に頼ろうとする勢力と、これを阻止しようとする勢力が激突している。国防総省(ペンタゴン)内部でも同様だ。たとえば、イスラエルにイランを核攻撃させようとする好戦派に対して、これまでに、2度、3度食い止めた勢力が存在し、確執し続けているという。
 大統領府では、バイデン副大統領が、戦争に反対している。ジョセフ・ロビネット “ジョー” バイデン・ジュニア(1942年11月20日、ペンシルベニア州スクラントン生まれ。アイルランド系移民の子孫であり、デラウェア大学、シラキューズ大学ロースクールを卒業。民主党の連邦上院議員(デラウェア州選出、1973年 ~ 2009年1月15日、当選回数7回、議員生活36年のベテランであり重鎮)。ローマ・カトリック信徒でもある。民主党中道派を代表する大物政治家、司法委員長や外交委員長などを歴任。米国建国以来初のローマ・カトリック教徒の副大統領、初のデラウェア州出身の副大統領。
◆この民主党中道派を代表する大物政治家というのは、言い方を変えれば「穏健派」ということである。ローマ法王は、ユダヤ人のイスラエルとアラブ人(イスラム人)のパレスチナ人との血と血で争う「土地争い」を極力回避させようと心血を注いでいる。バイデン副大統領も、その立場に違いない。
 バイデン副大統領は、米CIAの犯罪的(実際は、犯罪)スパイ活動や、汚い破壊工作活動に嫌気がさしていて、常々、「止めるよう」命令していた。
 今年に入ってバイデン副大統領は、米国CIA軍事部門資金担当の大ボスであるリチャード・アーミテージ元国務副長官やその部下の対日工作担当者マイケル・グリーン戦略国際問題研究所日本部長らがCIA要員として養成した前原誠司政調会長(米CIAスパイと北朝鮮工作員に篭絡された2重スパイの嫌疑)その系列にある仙谷由人政調会長代行、枝野幸男官房長官を切り、岡田克也前幹事長(米CIAにより工作される)を嫌い、排除するよう命じた。もちろん、菅直人前首相も退けることを切望していたのである。これらの政治家は、米CIAに奉仕する「ダーティな政治家」と見做されたのである。
 この結果、さすがのリチャード・アーミテージ元国務副長官やマイケル・グリーン日本部長も、前原誠司政調会長とその系列を切らざるを得なかったのである。
◆ちなみに、小沢一郎元代表は、米CIAに痛めつけられてきた政治家である。米国との関係では、英国ロスチャイルドと関係の深いジョン・ロックフエラー4世と親密であり、かつ、英国ジェイコブ・ロスチャイルドに足場を置いている。米国最大財閥ディビッド・ロックフェラーに敵視されてきたので、ディビッド・ロックフェラーの衰退は、即、英国ジェイコブ・ロスチャスルドの隆盛、小沢一郎元代表の勢力拡大・繁栄となることが想定される。いままさに、その大変換の時にある。最大の敵であったディビッド・ロックフェラーは、老衰のため間もなく死ぬ。このことは、米CIA利権でしか生きられないリチャード・アーミテージ元国務副長官やマイケル・グリーン日本部長が、最も痛切に理解しているはずである。小沢一郎元代表を支持するしかないのである。

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『自・社連合が小沢一郎への逆襲をはじめた』1994年7月30日刊



もくじ

3章 社会党が"野合連合"をした裏にあった台所事情
―官房機密費の蜜の味を求めた社会党
―細川護煕と武村正義の不仲のワケを突いた、渡辺美智雄のカン

 官房機密費は、欲望の渦巻く中央政界において、政治家たちが狙う一つの大きな獲物である。お金をめぐる争いだけに、それは熾烈を極める。
 清潔イメージで誕生した細川連合政権でさえ、最後は、この官房機密費の取り合いが原因となって、仲間割れが生じた。
 このことを長年の政治家歴を持ち、鋭い動物的カンで察知した一人が、渡辺美智雄元副総理(外相)だった。第一二九回国会の平成六年二月十八日に開かれた衆議院予算委員会で、渡辺美智雄元副総理(外相)が、質問に立った。そのときの予算委員長は、社会党の山口鶴男一現在、総務庁長亘であった。委員会でのやりとりを再現してみよう。

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四王天延孝陸軍中将の名著「猶太(ユダヤ)思想及運動」 No.131

第三章 ロシヤ革命と猶太

前回からの続き

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 殊に米國に於てウィルソン大統領などの奔走は露國の革命に拍車をかけた事も確であろう。

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