野田佳彦首相はすでに菅直人首相の地獄道を歩んでいる。

2011年09月14日 00時50分13秒 | 政治
◆ガッカリ~。野田佳彦首相の初めての所信表明演説は、全くの不作であった。勝海舟の「正心誠意」(『氷川清話』より)を引用したのは良い。本人は否定しているのだが、財務相の勝栄二郎事務次官に心酔している野田佳彦首相だから仕方がない。それにしても、「増税」と「TPP」だけがやたらと目立つ。所信表明演説では、「第3の建国」に全くふさわしくない。
一体、この首相は、この国=日本をどういう国にしようとしているのか。その表や気概が少しも伝わってこない。
◆これは、仕方がないのだろう。何と言っても、民主党代表の任期は、2012年9月までの任期限定首相。言うなれば、暫定首相であるからである。
 長期政権に期待されるような「国家ビジョン」や「国家戦略」などとは、ほとんど無縁、無関係な政権である。任期一年限定ごときの首相に「国家ビジョン」や「国家戦略」など語られてもね「ウソ」とだも信用などしない。だから、残念ながら、「どじょう首相」にはしばらくの間、「どじょうすくい」でも踊ってもらい幕間をつないでもらうしかないのである。所詮、この国=日本には、いまや、この程度のリーダーしか存在しない。なげいても無駄である。
◆ということで、財務官僚のマリオネットに化してしまっている野田佳彦首相は、とりあえずは、前任の菅直人前首相が歩んだ極めて、消極的な安全運転(実際には、危険運転)という前車の轍を歩むしかないのである。そのなかで、最も危険な地獄道、マスメディアとの関係である。「失言したくない」=「失敗したくない」という後ろ向きの使用局的な姿勢の第1は、首相番記者との間で最も早く顕著に表している。この段階で予言しておくけれど、余りにも守りの姿勢に撤していると、マスメディアは、首相及び政権の足下を見て、様々な攻撃を仕掛けてくる。これは私自身の経験から言って断言できる。「相手=権力者」を引っかける質問をなげかけるようになるからである。その日っけ質問に文字通り引っかかると、政権は崩壊への道をころがり落ちていくことになる。権力者はミイラ取りをミイラにする術に長けているのに対して、マスメディアは権力者を葬る術を心得ている。その一つが「失言」を引き出す術である。日頃から心を交わしていなければ必然的に「いじわる質問」あるいは「攻撃的質問=相手を怒らせる質問」を意図的に発するようになる。そうなると政権は墓場に向かって突新するようになる。実は、野田佳彦首相は、まだマスメディアのえげつなさ、悪辣さを知らなすぎる。どじょう首相は、「どじょう鍋」で国民の舌を満たしている間はまだよいのだが、「どじょう」がドロの中から頭を出そうとしたときに、「どじょう叩き」を始められると、どじょうは、もはや生きていけなくなる。政権が誕生して早や9日~10日しか経っていないのに、菅直人政権の末路よりももっと悪く、野たれ死にならぬ「野田死に」になる運命が見え始めている。
それだけにマスメディア対策が大事なのである。取材制限するだけでは解決できない。「持ち上げては、奈落の底に突き落とす」のは、マスメディアの最も好むところであるからだ。
タチが悪いことを忘れてはならない。

※13日配信のJ-CASTニュースに板垣英憲のコメントが掲載されました。
「野田どじょう」が貝になる? 「報道との付き合い」見直し論浮上
(掲載頁はこちら)
情報発信と「国民の支持」の関係

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
ドルとユーロが崩壊し、もしかしたら、潤沢な「金」保有国である日本の「円」が国際基軸通貨になりそうな世界経済を喜んでいられるのか?

◆〔特別情報①〕
世界の通貨覇権が揺らいでいる。
 かつて「9・11]が起きた背景にはイラクのフセイン大統領が、経済封鎖されたなかで唯一輸出できた石油の代金について、米国クリントン政権に対し「ドル決済」から「ユーロ決済」に切り替えてBNPパリバ銀行に振り込むよう言い渡した経緯があった。このことの重要性に気づいたブッシュ政権が、通貨覇権をEUに奪われるのを恐れて、フセイン大統領を殺害する目的で、イラク戦争を始めたと言われている。
 それだけ通貨覇権の争奪は、覇権国家にとって重い話であるのだが、その基軸通貨ドルとユーロの地位が、大きく揺らいでいる。とりわけ、EUでは、財政破綻した国々が増えつつあるなかで、ユーロ崩壊の危機が取りざたされてきており、これが世界経済破綻の引金になるのではないかと、警戒されている。

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『自・社連合が小沢一郎への逆襲をはじめた』1994年7月30日刊



もくじ

3章 社会党が"野合連合"をした裏にあった台所事情
―官房機密費の蜜の味を求めた社会党
―細川護煕と武村正義の不仲のワケを突いた、渡辺美智雄のカン

 官房機密費は、欲望の渦巻く中央政界において、政治家たちが狙う一つの大きな獲物である。お金をめぐる争いだけに、それは熾烈を極める。
 清潔イメージで誕生した細川連合政権でさえ、最後は、この官房機密費の取り合いが原因となって、仲間割れが生じた。
 このことを長年の政治家歴を持ち、鋭い動物的カンで察知した一人が、渡辺美智雄元副総理(外相)だった。第一二九回国会の平成六年二月十八日に開かれた衆議院予算委員会で、渡辺美智雄元副総理(外相)が、質問に立った。そのときの予算委員長は、社会党の山口鶴男一現在、総務庁長官であった。委員会でのやりとりを再現してみよう。

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四王天延孝陸軍中将の名著「猶太(ユダヤ)思想及運動」 No.131

第三章 ロシヤ革命と猶太

前回からの続き

 此等の事柄は益々世界のユダヤをしてロシヤ政體を破壊してユダヤ解放を決行せざる可らざる如く輿諭を喚起したるや明かである。
 殊に米國に於てウィルソン大統領などの奔走は露國の革命に拍車をかけた事も確であろう。

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