中国「市民革命」は、共産党1党独裁北京政府が生み出している諸矛盾から必ず起きる

2011年09月29日 21時14分12秒 | 政治
◆これは、中国共産党1党独裁北京政府の胡錦涛国家主席に近い筋から漏れ出てきた情報である。中国共産党1党独裁の政治体制の崩壊が近づいているとの観測が取りざたされている中国の全土で暴動が多発し続け、内乱への発展が憂慮されている不穏な状況下、今度は、鉄道事故が頻発しているという。中国共産党1党独裁の北京政府は、国民の不安が高まり、これが政権批判、さらに攻撃に転じてくるのを恐れて、ほとんど公式発表していない。
 それでも、人口多数の都市部では、さすがに国民の耳目を封じることはできない。このため、その一端が、世界のマスメディアの報道に漏れ出てきている。このため、中国進出企業関係者ばかりでなく、物見遊山の観光客は、自分の身は自分で守るという「自己責任」の心構えが、これまで以上に求められている。
 中国の鉄道事故のうち、中国浙江省温州市で7月23日に、高速鉄道列車の事故が起きた。鉄橋から車両が宙吊りとなり、死傷者が200人を超える惨事となった。そのうえ、鉄道関係者が、鉄橋下で大きな穴を掘って、事故車両を埋めて、証拠隠滅を図ろうとするも、車両のなかから生存者が見つかるなど、ひどい有様が報じられると、国民非難が全土から湧き上がった。これは、取りも直さず、北京政府に対する日ごろの不満が、高速鉄道列車の事故を引金にして一斉に噴出したことを示すものだった。
 その後も、各地で鉄道事故が起き続けていた。これらの事実を悉く、隠蔽し、情報が漏れ出るのを、徹底的に押さえつけてきたという。事故犠牲者や遺族などからの補償をめぐる不満から、これが暴動に発展し、体制を揺るがすことになっては、困るという強い憂慮からだ。
 だが、9月27日2時50分ごろ、、上海市の中国・上海市中心部の地下鉄10号線・老西門駅付近で起きた地下鉄追突事故は、さすがに隠せなかった。270人がケガをした。消防隊員たちが負傷者を地上に助け出す姿を隠蔽するのは難しい。
 しかも、7月の高速鉄道事故に続き、スマートフォン(高機能携帯電話)の普及で乗客らが、追突の第一報から救出状況まで、ミニブログ「微博」(中国版ツイッター)」上に刻々と伝えたため、北京政府当局による隠蔽が難しくなってきていることを物語っていた。同時に、これは住民による「監視体制」が広がり、情報統制が効かない時代に入っていることを意味しており、ソ連東欧の共産主義諸国が1989年、情報機器の進歩により、情報統制できず、次々に体制崩壊して行ったのが思い出される。
 ①1989年8月19日、東ドイツ市民約1000人が、オーストリアに脱走。
 ②11月9日、東ドイツ、ベルリンの壁を実質的に撤去。
 ③11月24日、チェコ共産党、指導部を全面改選。
 ④12月22日、ルーマニアのチャウセスク独裁政権崩壊、12月25日、チャウセスク大統領夫妻処刑。
 ⑤1990年2月12日、ソ連最高幹部会、大統領制導入決定、3月15日、大統領にゴルバチョフを選出。
 これに対して、中国では、1989年6月4日、天安門事件が起きている。北京政府が、民主化運動を装甲車で弾圧したのである。
 しかし、ソ連東欧諸国崩壊から22年、中国でもいよいよ「市民革命」が起ころうとしている。
◆それでも、北京政府は、往生際悪く、国民の意識を「市民革命」から逸らそうとしている。とくに「チュニジア」で発生した「ジャスミン革命」が中国にまで感染してきそうな情勢なのを警戒しているのだ。
 ①結成20周年を迎えたSMAPが9月17日~ 16日、デビュー以来初の海外公演を中国・北京市の工人体育場で行った。中国語バージョンの「世界に一つだけの花」など全29曲を熱唱した。これは、北京政府が、若者たちの意識を「市民革命」から逸らすために、わざわざ招待して行われた。暴動を起こさせないための苦肉の策であったという。
 ②人気アイドルグループ、AKB48が9月24日、上海市で公演を行ったのも、北京政府のいわゆる陰謀」だった。日本の若者文化を紹介する行事「上海ジャパンウイーク」の一環という触れ込みに加えて、東日本大震災での中国からの支援に謝意を表するメンバーらは無報酬で出演した。だが、会場となった大学構内では、厳重な警備が敷かれていたので、公演を見ることができないファンからは不満の声も上がり、逆効果も生まれていたという。
 しかし、北京政府が、若者たちをいかに「市民革命」から遠ざけようとしても、中国共産党1党独裁北京政府が生み出している汚職官僚の蔓延、貧富の格差などの社会的諸矛盾が解消されない限り、国民の不満は、溜る一方であり、歴史的必然とも言える「市民革命」を回避することは無理である。

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
「みずほ銀行」をめぐるロックフェラーとロスチャイルドの死闘、「みずほ銀行」救済に動く、小沢一郎、斉藤次郎、勝栄二郎3人の実力者

◆〔特別情報①〕
三大メガバンクの1つみずほフィナンシャルグループが、三菱東京UFJフィナンシャルグループに吸収合併されそうになっていて、9月30日ごろには、結論が出るといわれてきた。
しかし、現在、みずほの首脳陣は居直り始め、こうなった経緯について自分たちはむしろ被害者だとして、これまで隠ぺいされてきた資金の流れなどを公表するなどと言い出したといい、事態は混乱状態に突入。結論はもう少し先に延びる様相だ。

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『自・社連合が小沢一郎への逆襲をはじめた』1994年7月30日刊



もくじ

第4章 自・社連合のキーマン・武村正義の危ない政治感覚
― ムーミン・パパのダーティ臭―
クリーンイメージの武村正義蔵相がする、大胆な資金づくり

 村山連合政権樹立の立役者・武村正義蔵相は、マキャベリズムを地で行くような権力主義者の側面が強く、三木武夫流にバルカン政治家として手腕を発揮したばかりでなく、政治資金づくりの名手である。そのクリーンさとは裏腹に、企業との関係がしばしば取り沙汰される。

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四王天延孝陸軍中将の名著「猶太(ユダヤ)思想及運動」 No.131

第三章 ロシヤ革命と猶太

前回からの続き

 英國螢働党及英國トレードユニオン組合は英國政府が各聯合國及中立國に或る圧力を加へて、各國がユダヤ人に政治的、民族的、市民権を與へ且つユダヤ人と同様に圧迫されてゐる他の少藪民族にも之を及ぼす様尽力すべく要請した。

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