殿 デン・テン・との・どの 殳部
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/d1/6c069ebeda3af499012797894070176d.jpg)
解字 篆文の左辺は、「尸(腰掛ける人)+丌キ(腰掛け)+冂(台)」の会意で、台上で床几ショウギに腰をおろしている貴人。これに、動作を表す殳シュがついた殿は台上に貴人が腰をおろす形で、天子や君主の住む場所の意。また、尻を下ろすことから、お尻の意味から転じた「しんがり」(列の最後)の意もある。現代字は、左辺が「尸+共」に変化した。
意味 (1)との(殿)。ずっしりと土台を構えた大きな建物。「殿堂デンドウ」「宮殿キュウデン」 (2)貴人の尊称。「殿下デンカ」「殿様とのさま」 (3)しんがり(殿)。軍隊が退却するとき、最後尾で敵の追撃を防ぐこと。「殿軍デングン」 (4)[国]どの(殿)。他人の姓名の下にそえて敬意を表わす語。「山田一郎殿どの」
イメージ 「腰掛ける」(殿・臀・澱)
音の変化 デン:殿・臀・澱
腰掛ける
臀 デン・しり 月部にく
解字 「月(からだ)+殿(腰掛ける)」の会意形声。腰掛けるとき下に着く身体の部分。
意味 しり(臀)。人の尻。物の底や下部。「臀部デンブ」(おしりの部分)「器臀キデン」(器の底)
澱 デン・テン・よどむ・おり 氵部
解字 「氵(水)+殿(腰掛ける⇒落ち着ける)」の会意形声。水が腰を落ち着けたように留まること。
意味 (1)よどむ(澱む)。水など滞って流れないこと。物事がなめらかに進まないこと。 (2)おり(澱)。物が底に沈んでたまる。液体の底に沈んだかす。「沈澱チンデン」(沈んでたまる。沈殿とも書く)「澱粉デンプン」(ジャガイモなどをすりおろして布で包み水に漬けて揉みほぐすと下に沈んでたまる粉末のこと。一般に種子・根茎などに含まれる炭水化物をいう)
<紫色は常用漢字>
バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。
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解字 篆文の左辺は、「尸(腰掛ける人)+丌キ(腰掛け)+冂(台)」の会意で、台上で床几ショウギに腰をおろしている貴人。これに、動作を表す殳シュがついた殿は台上に貴人が腰をおろす形で、天子や君主の住む場所の意。また、尻を下ろすことから、お尻の意味から転じた「しんがり」(列の最後)の意もある。現代字は、左辺が「尸+共」に変化した。
意味 (1)との(殿)。ずっしりと土台を構えた大きな建物。「殿堂デンドウ」「宮殿キュウデン」 (2)貴人の尊称。「殿下デンカ」「殿様とのさま」 (3)しんがり(殿)。軍隊が退却するとき、最後尾で敵の追撃を防ぐこと。「殿軍デングン」 (4)[国]どの(殿)。他人の姓名の下にそえて敬意を表わす語。「山田一郎殿どの」
イメージ 「腰掛ける」(殿・臀・澱)
音の変化 デン:殿・臀・澱
腰掛ける
臀 デン・しり 月部にく
解字 「月(からだ)+殿(腰掛ける)」の会意形声。腰掛けるとき下に着く身体の部分。
意味 しり(臀)。人の尻。物の底や下部。「臀部デンブ」(おしりの部分)「器臀キデン」(器の底)
澱 デン・テン・よどむ・おり 氵部
解字 「氵(水)+殿(腰掛ける⇒落ち着ける)」の会意形声。水が腰を落ち着けたように留まること。
意味 (1)よどむ(澱む)。水など滞って流れないこと。物事がなめらかに進まないこと。 (2)おり(澱)。物が底に沈んでたまる。液体の底に沈んだかす。「沈澱チンデン」(沈んでたまる。沈殿とも書く)「澱粉デンプン」(ジャガイモなどをすりおろして布で包み水に漬けて揉みほぐすと下に沈んでたまる粉末のこと。一般に種子・根茎などに含まれる炭水化物をいう)
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