3日、京都嶋原の本物の太夫さんが六本木ミッドタウンに来場し、
道中と、芸の披露が行われました。
「本物の」と言われても、
その本物の内容を知る人はすくないでしょう。
東京では花魁、と言った方がわかりやすいかもしれませんが、
解説を伺うと、結構違うみたい。
まず歩き方。東京は外八の字、京都は内八の字。
髪は、東京は鬘?京都は地毛で結っている。
帯結びも違う。
芸者さんもそうだけど、本来、「太夫」は芸事をたくさんお稽古して、
芸のできる人でなければ、「太夫」と呼ばれる資格はないのだと。
太夫さんのいでたちは、頭(かしら)だけでも8キロで、
衣装も含めると30キロをしょっているそうです。
初めて間近で太夫を見るというだけでもちょっと興奮ですが、
太夫さんの身のこなし、舞のときの視線など、
どこか哀しく、単なる色気とはほど遠いオーラでした。
置屋のおかみさんはじめ、周りにいらした京都の方々の独特な雰囲気は、
やはり文化が違うな~と感じました。