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月遅れの七夕様・・・・・天帝とは誰か。

2022-08-08 09:33:11 | 父の背負子3(雑記)

九州では、七夕様もお盆も夏の行事は今でも月遅れの事が多い・・・・・というわけで昨夜から今朝方七夕様の名残の雨が降りました。2年余りのコロナ騒動続きで、昔からの行事が減ったような気がします。お正月も豆まきも、ひな祭りも端午の節句も、七夕様も・・・・・お花見も、挙句の果てにはご法事までも!!!入院した家族も見舞えず、私達は散り散りになりそうです。こんな時こそ私達は自分のアイデンティティを確認して、縦横のつながりを取り戻さなければならないと思います。

 

そこでアジアにおける最古の絆ともいえる国家の王である天帝について私の説をご披露したいと思います。天帝とは誰か・・・・・。私達は七夕祭りの行事を持っています。七夕祭りの主役は織姫様。織姫様は天帝のお姫様です。そこに牛飼いの彦星が現れ二人は恋に落ちますが、天帝はお許しになりません。これまでも記事にしたことがありますが、織姫様は鳥族、彦星は牛族・侵入民族です。(この部族についてはすでにいろいろと記事にしましたので、今回は省略します。)そして二人は天の川の両岸に別々に住まわされましたが、哀れに思われた天帝は一年に一度、七夕の夜にだけ会うことをお許しになりました。天の川にカササギが橋を渡すのです。

織姫様の父君、鳥族の王である天帝とはいったい誰だとお考えですか。私はツクヨミノミコトだと思います。アジア大陸最古の王朝は、アマテラス、スサノオとともに三貴子と言われるツクヨミノミコトの王朝だと思います。この方は『月読』というお名前が示す通り、暦をつかさどるので天帝と言われるのだと思います。中国三千年とも四千年ともいう中国の歴史に月読はいません。女媧伏羲といわれる織姫彦星から始まります。鳥族の王朝を牛族が乗っ取って天子(天帝の子・後継ぎ)を名乗ったところから始まります。それ以来中国の国は易姓革命、つまり乗っ取りの歴史です。『夏』という牛族の国に遅れながら重なって『殷』が起こったとされていますが、この殷が鳥族最後の天帝の王朝です。私はこの殷が我らが天孫降臨という日本渡来の主だと考えています。天孫というのは、鳥族の孫だという意味です。そして、随想古事記のカテゴリーでご説明したとおり、『鳥』が『邪馬』に替えられたのです。『邪馬』は『猪』であると、『混血の神々』の著者川崎真治先生はおっしゃっています。私達の日本は、もともと同種だった鳥族の天孫族と蛇の縄文族が天津神と国津神、天神地祇として建てた大和の国です。

七夕様はそんな鳥族の残した伝え話です。また織姫という名のしめす通り、ツクヨミ王朝に機織りは始まったのです。それで昔話に機織りをするのは、天女であり、鶴の恩返しに見られるような鳥の化身です。古事記では、天照大神の機屋が描かれています。そんな昔の私たちの国の始まりの始まりを、天の川の七夕様にしのぶのも良い風習だと思います。

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