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ふと思ったこと(久方の夫のごあいさつ)

2011-05-17 09:14:13 | Weblog
家内が私の最も好物としている ちゃんこ につい記事をだしましたが、ちゃんこなべ屋の店主だった元関取が言っていた『二子山部屋 秘伝の味』も家内が何とか工夫して似たような味を作り出しました。材料のアジの鮮度が 平戸の新鮮さと比較したら雲泥の差と書いていましたが、確かに東京へ来て、味覚が落ちたのか 食べ物がおいしいと感じることが少なくなりました。田舎にいるときは 贅沢な雲丹やフグもほとんど漁師さんから直接手に入ってました。その頃は特に感じていませんでしたが東京に住んでみると大変贅沢なことでした。

味覚が落ちている このことに気づくと 私の中で様々な 原始人的な部分 田舎者の自然さが錆びついたのではないかと不安になります。私は嗅覚、聴覚には今でも自信がありますが、何となく ひょとしたら自分の原始感覚が鈍ってきたのかもしれないと感じてます。原始感覚が鈍ると自分の体調の好不調の判断さえ鈍りますし、患者さんの顔を見た瞬間に感じるものも感じにくくなります。やはり日常の食べ物からくる感覚の鈍りがあるのでしょうか。

田舎には本当に深夜の何ともいえない静かさがあります。どんな小さな音がしても正常異常を感じ分け、無理なく周囲への注意や関心をはらえたものです。楽しみのゴルフに行くときは 早朝まだ明けないうちにおき出した鳥の声を聞くと『ああ今日は晴れる 大丈夫』と安心してもうひと眠りしたものですが、都会は夜も色々な音がして回りのことに注意が散漫になり自然とのバランスに無関心になりがちです。このことがひどくなると関心が内を向いて自分だけになり様々な心療的病を作るのかもしれません。都会では どうしようもない食べ物の鮮度、そんな中にも精神的病の原因があるのではとちゃんこを食べ終わり感じたものでした。今は今後田舎で仲間と生きていくための体力、知力の充電に励んでます。(keitan49)
 
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4 コメント

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Unknown (T・Koga)
2011-05-18 15:31:04
魚のおいしさは鮮度にもよるし、産地にもよるし、その日の体調にもよるしまたその時の雰囲気にもよる。養殖か天然かにもよる。寿司は同じ材料でも握るかたさやワサビのいれる量で食べるひとの感じかたが違ってきます。年をとると体中の亜鉛の成分が減ってきて味覚が薄れるそうです。おっと!これは釈迦に説法、いや医者に説法ですかね。
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Unknown (keitan49)
2011-05-19 12:56:17
何時も家内のブログを読んで頂いてありがとうございます、21日 お会いできること楽しみにしております。
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そうかも・・・ (N's)
2011-05-23 16:21:14
今回の先生の記事を読んでて、『そうかもぉ~・・・なるほど』と納得したりして・・
私の主人は、仕事で単身で東京にいます。月に1~2回帰福(地元は福井県です)しますが・・5年目にもなると、つくづく限界なのかなぁ~と体の面でも心配になります。食事面はもちろんですが、何より精神的に弱く?なってきたような?そうでないような??・・・
心も体も健康でいて欲しいです。
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Unknown (keitan49)
2011-05-24 16:00:25
コメント有難うございます。私も若い時医局から色々な所に派遣されましたが食事の好みがあり家内が一緒でした。ご主人も大変ですね、5年はさぞお疲れと思います。どうぞお二人共お体を大事にして乗り越えてください。
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