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一宮と多治見の味の思い出

2019-09-04 18:18:18 | Weblog

たまに夫に付き合って、焼き鳥屋さんに行きます。焼鳥屋さんなら、直火焼きですから、わりあい口に馴染みやすい・・・・・というのが、付き合う理由です。ですが、思いのほか九州は好みに合わない・・・・・『え!?!、こんな味???』と、がっかりすることが多い・・・・・

というわけで思い出すのが、愛知県一宮市にある焼鳥屋さん『七福』・・・・・ここはこだわりの焼鳥屋さんで、私も『ネギま』や『ささみ』をいただきました。玉ねぎやシイタケなどのお野菜も美味しかった!!!もう一度行ってみたいとさえ思います。平戸から上京して東京に4年余、愛知県岐阜県に途中下車して4年余、また平戸に帰郷するまでの約10年間に知った、私の中での『天下一品!日本一の焼鳥屋さん』でした。どこよりもおいしかった!!!請け合っても良いと思います。

 

それから私にとって膵炎の手術という一大事件を経験した岐阜県多治見・・・・・ここは全国に知られた陶器の町・志野の町・・・・・そして、ウナギが名物というところでした。高温で仕事をする窯業の職人さんが多いからだとか・・・・・ウナギは絶好のスタミナ補給源だったのだそうです。そういうわけで、私も周囲の人に良いお店と聞いて主人と出かけたものです。多治見は『うな重』ではなくて、『うな丼』・・・・・それも大きい・・・・・多治見の人たちは健啖家が多いらしい・・・・・何度か行ったのは、可児市にある『ウナギの水野』・・・・・ここは、荒川豊三記念館の近くで志野焼探訪(?)の、以前お話しした喫茶店『萬葉』の美味しいコーヒーを楽しむドライブコースの中にありました。多治見の町の中には、天皇皇后両陛下もお立ち寄りになった、という名門のお店もありました。職人気質の実利を取っているお店もありました。

 

というわけで、一宮の思い出の味は『七福』・・・・・焼き鳥屋さん。多治見の思い出の味は『ウナギの水野』・・・・・その名の通り、ウナギ屋さん。懐かしく、出来ることならまた行ってみたいと思います。

 

 

9/5追記:忘れていましたが、忘れてはいけないものがありました。秋の味覚・松茸です!!!!!多治見に行って、これも生涯の思い出の味・国産松茸に出遭いました。これも可児市にあった『湯の花市場』・・・・・そこには松茸山(?)を持っているおじさん達が出品されていて、おじさんの都合でおまけをして下さる!!!!!という幸運に恵まれて、私達は毎年『焼き松茸に土瓶蒸し』というぜいたくをしました。福岡市で見つけた立派な赤松・・・・・それを見て「あそこには松茸があるのでは?」という私に、ふと出会った先輩のご婦人が教えてくださいました。「根元が踏み固められて松茸はもう生えません。」・・・・・そうなんですね、人跡未踏の地のような環境が維持されなければ、松の恵みは頂けないのですね。欲張り人間の害なのかもしれません。子供の頃一度だけ家族で松茸狩りに行きました。それがどこだったか確信はないのですが、下関にいた頃ではなかったかと思います。昭和30年ころまでは、松茸も身近にあったのかもしれません。

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