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銃社会アメリカ

2012-12-18 11:34:30 | マクロビオティック
アメリカで数日前に起こった銃乱射事件・・・・・子供達が犠牲になりました。オバマ大統領が今度こそは真剣に銃規制に向けて動き出そうとしていると報道されています。

私達日本人はずっとそういった殺傷兵器と無縁に暮らして来ています。考えてみれば太閤秀吉が行った『刀狩り』、日本人は世界に先駆けて16世紀にすでに当時の『銃規制』を時の権力によって実行しました。そして明治政府の『廃刀令』、日本人は『武器を持つ身分』をも社会からなくすことに成功しています。

最近資料を整理していた主人が、以前私達が平戸で開催した久司先生の講演のビデオテープを見つけ出しました。それで昨日夜中まで二人で懐かしく思い出しながら、若い久司先生にお目にかかりお話に耳を傾けました。そして再び久司先生の『どうしたら人間をよくすることが出来るのか』という真剣な誠実な問題提起にふれ、アメリカの事件を考えています。

要するに

  『肉』を食べている間は、戦争を含めて暴力行為を無くす道はない!!           ということなんです。

ということはまた、熱帯から温帯までは何とか人間の暮らせる範囲だけれども、温帯北部から寒帯地方では人間は暮らせない・・・・・?????個人的には気候帯の条件に沿ったせいぜい血縁地縁社会の平和は保てたとしても、これまたせいぜいヒューマニズムまでの精神構造しか期待できない・・・・・?????その証拠に宗教が戦争の原因となって来ました。異教徒に寛容な肉食文明の宗教はありません。

つまり宇宙の秩序とその起源にまで到達できる精神構造の土台はベジタリアンにしか恵まれない!!!そしてあまりにも陽性の灼熱の大地は人間の精神の精華までも蒸発させてしまうので、人間の身体と霊体とを同時に自分と認識することが出来ない!!!!!ならば穏やかな人間性の高い人類へと成長できる地域は温帯域に限られるのでは・・・・・・そうなれば現代の過剰人口をどうすることも出来ないのでは・・・・・?????

マクロビオティックで病気からの解放を目的にしておられる方が多いと感じますが、病気は身体の病気ばかりではありません。それこそ『physicai,menntal and spiritsual』で、メンタルの病気が個人から家族の関係の異常、家族から地域社会、国際社会までの紛争がスピリチュアルな病気と言っても良いと思います。

人類社会の平和運動として大きく社会を変える力をマクロビオティックに見出され活動してこられた久司先生!!今も見果てぬ夢として講演を続けておられますが、それは『夢』なのでしょうか。弟子達が師の志を継ぐのは当然ですが、それも見果てぬ夢なのでしょうか。太閤秀吉が刀狩りをした日本社会はその昔勅令をもって四足の食用を禁じた社会でした。今はやりの循環型社会には肉食人の『肥え』は畑に使うことが出来なかったからです。勿論枠外の人々もいましたが、それが一般的な国民のphysicai,menntal and spiritsualに支えられた社会でした。

私達日本人は再び肉食を捨てることが出来るでしょうか。随想古事記シリーズで世界の奇跡・人類の融和に触れてきましたが、日本社会で出来ないとしたら、それは世界中で永遠にできないと思います。でも今日の国際社会、周りは肉食獣(?ではなく人)に囲まれています。ですがヨーロッパの昔話にも『ライオンのとげを抜いてやった青年』の話がありましたよね。誰がその人なのでしょうか。確実に言えることは、その人は『パルス』を食べていた青年だろうということだけです。そして日本人に投げかけられているのは『言行一致』、つまり本当に『言っていること(平和の希望)』のために『具体的にしていること(何を食べて自分を作るか)』に矛盾がないかということだろうと思います。




それでは今日も:

     私達は横田めぐみさん達を取り戻さなければならない!!!
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