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追記:売・・・・・メ(ヒメ・イラツメ)

2016-03-05 10:11:51 | 日本語・古事記・歴史・日本人

『ヒメ』の『メ』として抵抗のある『売』の字・・・・・・選ぶには選ぶ理由があったはずです。そもそも『売』とはどんな意味だったのか?????・・・・・・・・・・いかなる理由で『売』という字を『娘』という意味に当てたのか?????・・・・・・・・・・私達現代人にはちょっと訝しい感じを受けるし、特に女の身からすればあんまりいい気はしない・・・・・・・・・・だけど『売』という字を高貴な人の娘に使っている・・・・・・・

 

つらつら考えてみたのですが、やはりこれは『売買』から来ているとしか思えません。しかしその『売買』がそもそも『交換』という意味でそれぞれ『交換されるもの』という単純な意味だったら・・・・・?????家長族長にとって娘は愛おしいものであると同時に、『やるもの』でその交換物は『関係』や部族の『利益』だったのかもしれません。確かに政略結婚として現代も残っている(?)・・・・・それで音では問題の無い『売』という字が大切な『メ』に当てられたのだろうと思っています。

 

古事記などを漢字で書き表した人にとって、その読み方というか発声の仕方(される音)が当然一番大切だっただろうと思います。だけれども、輸入された漢字には意味があったのですから、それを無視しては書き表せなかったと思います。時の朝廷の大事業だったのですから。『どうしてその字を当てたのか?』・・・・・これはその事象を読み取るカギになると思います。そして『バベルの塔』という画期的事件の持つ意味を考え直すことになると思います。

 

 

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