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金木犀前線

2010-10-09 09:38:41 | 季節・週末散歩

宮城県に住む友人から金木犀の便りが届いて一週間、東京もあちこちで満開です。吉祥寺の仮の自宅にも9階までエントランスにある金木犀の香りが漂い上ってきます。

実は先月平戸に帰ろうと外に出た時金木犀の香りがふっと鼻をかすめました。開く前のまだ白いつぼみの金木犀の清冽な香りです。それで平戸の自宅に帰る楽しみを思い出しました。今頃どうなっているだろう・・・・?今年はこんなに暑かったけれどつぼみは付いているだろうか・・・・?金木犀は夜の冷えが来ないと咲かないのです。

到着してみると我が家の金木犀はまだまだでした。芙蓉が満開でした。コノハナノサクヤ姫を思わせるピンクの芙蓉と、朝は白く夕方には赤く染まる楊貴妃の酔芙蓉とが待っていてくれました。その美しさを満喫して良しとすることにしました。ご承知の通り今年は異常気象、平戸地方は雨の多い暑い夏だった模様です。

何度もご紹介したとおり我が家の金木犀はそれは大きくて、北側と南側と咲き分けるくらいです。冷えを先に感じる北側が咲いて、それから南側が咲きます。半世紀以上前に姑の父が小さな苗を植えた金木犀が大きくなって、今では我が家のシンボルとなりました。日立のこの~木なんの木・・・・・みたいな感じです。

というわけで今月末が楽しみです。桜の花と違って南下する秋の金木犀前線は、黄金色の香りの前線です。


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