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お彼岸の中日

2007-03-21 14:21:43 | Weblog
今日は春分の日、お彼岸の中日です.春分、秋分は地球上に住む人間にとって最も重大な日であった(ある)といって間違いないでしょう.この太陽が真東から昇り真西に沈む日を如何に大切にしてきたかは、古代の遺跡に必ず示されています.昼夜を半分に別つ日が、私達人間の歴史を生み出したといってもよいと思います.

太陽と共に生きてきた神道日本人は、仏教色に染めてお彼岸の行事を作り出しました.昼夜を半々に別つ日が彼岸此岸の境を最も身近にする日だったのです.この一週間はご先祖様と顔合わせ(?)の日です.私達はそろっておはぎを供え、お墓参りをします.この彼岸此岸の交流や先祖祭りは仏教には本来ありません.この心情は本来神道の魂祭りに由来するものです.私達日本人は如何なる衣服や形式を身にまとうとも、日本人であることに違いないのだと思います.春分の日を迎えて日本の心を思いました.

我が家のお墓は屋敷内にあります.一段高いところですが父と母が眠っています.赤く新芽を染めたドウダンツツジの囲いの外には、愛犬エス公や猫たちも眠っています.その周りには梅の木と紅白のもくれん、桜、柿、枇杷、そして花の季節の夕方に強い香りを放つ苧環の垣根があります.まもなく冴え冴えとした緑のバリエーションが始まって、我が家の墓所はこの世で最も美しいとさえ思うほどのパラダイスです.四季折々の花が咲きますが、新緑はまた格別です.自宅へと下る道には、連翹の黄色が鮮やかです.アジサイのきれいな緑の若葉もきれいです.まもなく蘇芳も咲きますし、大手毬も咲きましょう.つつじもさつきも咲きましょう.春爛漫の日々を迎えようとしています.
コメント (2)
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